眉毛に関する基礎知識

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眉毛の基礎知識

眉毛(eyebrow)は、単に眉(まゆ)とも呼ばれ、まぶたの上の、目の上にそれに沿って隆起する部分に目の幅とほぼ同じくらいにわたって生えている体毛で、全体的に弓状に生えています。

 

眉毛は、額から落ちる汗や雨水が目に入らないようにする堤防のような役割があります。

 

眉毛が左右の外側、やや下向きに寝た形で生えているのは、額から垂れてきた汗や雨水を、目尻の外側のほうへ流す雨どいのよう役割をすることを考えると理にかなっています。

 

また、眉毛は雨水や埃が目に入ってくるのも避ける役割を持っています。

 

眉毛と目の間、つまり上まぶたには汗腺があまりないのも、目に汗が入りにくくするためということを考えると納得がいきます。

眉毛は顔のの表情をつくる重要なパーツ

よく、言葉でも眉を使った表現は、人の感情を表す言葉としてよく使われます。
眉をひそめる : いやな顔つきをする(嫌悪の感情)
眉をあげる  : 怒っている様子(怒りの表情)

 

漫画やアニメでも、眉の形をかえるだけで、ある程度、笑っているのか、怒っているのか、悲しんでいるのかが表現できたりもします。

 

眉毛コスメを考えるとき、最低覚えておきたい4つの部位を表す言葉


眉間


読み方は「みけん」です。ご存じのとおり左右の眉と眉の間のことを言います。

眉頭


読み方は「まゆがしら」です。読んで字のごとく、眉の内側の部位になります。目頭の上にあたる眉毛の部位です。

眉尻


読み方は「まゆじり」です。読んで字のとごく、眉の外側の部位になります。ちょうど目尻の上にあたる眉毛の部位です。

眉山


読み方は「まゆやま」です。弓状の眉の屈折部です。眉のカーブの頂点になります。

 


 

眉毛のコスメ歴史


眉毛コスメは古くは平安時代の上流社会にさかのぼることができます。

 

平安時代には、引眉と言って、わざわざ眉毛を抜いて、その上に「掃墨」という粉末状の墨で眉を描く風習があり上流社会で流行っていましたが、江戸時代になると既婚女性が好んで引眉をするようになりました。

 

この引眉の風習は、明治時代に入るとお歯黒とともに禁止令が出されてなくなっていき、明治から大正時代は眉は自然のままという人が多かったが、くっきりと太い眉が好まれていました。

 

現代に入ると、太い眉が流行した1980年代、細眉が流行した1990年代を経て、眉の形は多様化時代に入ったと言えます。

なぜコスメにおいて眉毛は重要なのか

眉毛のコスメというと、『眉墨』ですが、アイテムとしては、鉛筆上の『アイブロウペンシル』、粉末状の『アイブロウパウダー』、液状でブラシで塗って使う『アイブロウマスカラ』などがあります。

 

なぜ、眉毛はコスメにおいて重要かというと、顏の正面から側面にまでわたっている眉毛は、それゆえに顏の奥行き感を決める重要なパーツとされています。

 

さらに、眉毛は自分で工夫することでその形を変えられ、その眉の形により顏のイメージもいろいろと変えることができるからです。

 

眉毛の特徴

毛髪つまり髪の毛の他に、人間の体にはあちこちから、薄い産毛も含め多くの体毛が生えています。

 

眉毛は、毛髪とよく似た性質があります。

 

眉毛は体の他の部分の体毛と違い、より太く色濃くなっています。
眉毛は他の体毛とは違い、立ち上がらず左右の外側、やや下向きに寝た形で生えます。

 

まずは体の毛をその硬さによって分類すると、硬い硬毛と軟らかい軟毛に分けることができます。

 

硬毛は黒くて硬い毛で毛髪、眉毛、まつ毛が該当します。一方、色の淡い軟らかい毛は軟毛または毳毛(ぜいもう)と呼ばれ、一般的には生毛(うぶげ)とも言われます。

 

陰毛、脇の下にある脇毛、男の胸毛やヒゲ、すね毛などの手足の濃い毛は、思春期の第二次性徴の時になると色が濃く硬くなり、軟毛から硬毛に変わってきます。
この第二次性徴の時に硬く太く濃くなる硬毛は、男性ホルモンの影響を受けて変化してくるので性毛といいます。

 

一方で、毛髪はもちろん、眉毛もまつ毛も生まれたときから硬毛であり、男性ホルモンの影響を受けたわけではないので無性毛になります。
その他、毛は長毛と短毛という分け方をすることもでき、まつ毛は、長く伸びる毛髪やヒゲ、脇毛や陰毛、胸毛や手足の毛などの長毛と違いあまり長く伸びませんので、眉毛や鼻毛と同様に短毛になります。

眉毛のヘアサイクル

眉毛も毛髪と同様にヘアサイクル(毛周期)があります。つまりある一定の周期でまつ毛は生え変わっています。
つまり、まつ毛は毎日数本ずつは自然に抜け落ちています。
眉毛は、約5ヵ月のヘアサイクルをもっていて、これは男性で2~4年、女性で5~6年とされている髪の毛に比べてはるかに短くなっています。これが眉毛が短毛となる所以でもあります。

 

休止期

眉毛は毛髪と同じように毛包があり毛母細胞が分裂して成長してきますが、毛が抜け落ちたあと、次の毛が生えてくるための準備期間があります。これが休止期です。

 

眉毛のヘアサイクル全体の中で約1割を占めます。

 

この休止期の期間が長くなると毛が抜け落ちる一方で新しく生えてこないため、どんどんと眉毛の数が少なくなってしまい、薄い眉毛になってしまいます。
スームーズに成長期に移行していくことが大切になります。

 

成長期

最初の早期成長期では、まだ毛が皮膚の外に出てきておらず、毛を作り出していく毛包が成熟し、そこからやって皮膚の中で毛が成長し始める時期になります。
この成長期は眉毛のヘアサイクルにおいて全体の約9割にのぼります。

 

やがて毛が伸びて、中期成長期になると、皮膚の外に顔を出すようになりますが、まだまだまつ毛はコシが弱く長さも短い状態です。この状態から徐々に成長して太くなっていきます。

 

後期成長期になると、眉毛は濃く太くなっていきます。この成長期に『眉毛育毛剤』などを使うことで元気で太い眉毛を生やしやすくなります。

 

退行期

眉毛の毛母細胞が消滅してしまう時期です。毛母細胞が消滅するということは、毛の成長が止まることを意味しています。

 

退行期は成長期から休止期に移行する間で全体の1%くらいの時期です。