人間がもつ悪い感情の1つに嫉妬・嫉みというものがあります。

 

飲み屋などで、あるグループが数人から十数人集まって、その場にいない人の悪口を言うといういわゆる欠席裁判などが行われているシーンを目撃した人も結構いるのではないでしょうか。

いやいや、自分がその場に居合わせることもたびたびあるという人もいるでしょう。

 

人の悪口からは何も生まれない

職場の愚痴や、仲間の悪口などという負の感情からは建設的なことは何も生まれず、そんなネガティブ思考の集まりだと、こちらまでネガティブなエネルギーが伝染してしまいそうです。

こんなネガティブな飲み会などであれば、一人でパチンコでもしていたほうがまだマシかもしれません。
しかし、一応つきあいというものがあり、渋々参加せざるを得ない時もあるでしょう。

クールに割り切るのが理想

割り切った人なら、職場での人間関係は仕事しているだけの時間。
だから、アフター5は一切職場の人間とは交わらず、休日何をしているかなどといった個人的なことは一切口にせずに、仕事に必要な最低限のこと意外はしゃべらない。

それで、もし自分が嫌われたならそれまでの人間関係。

一番最初に、あの人は、マイペースな人だから!と思わせてしまうとあとが楽というものです。

それだけの度胸がある人であれば、たとえ自分が悪口の肴にされていても気にとめることもないでしょう。
基本、自分は自分、他人は他人、自分の評価は自分が決める!
こう思えば、怖いものはありません。

クールに割り切れないのが日本人の悪い風習

とはいうものの、村社会の文化が根強い日本は、仲間はずれにされたくないという思いから、表面上だけでも浅くつき合おうという人が多いと思います。

クールに割り切りすぎると、仕事上必要な情報が入ってこなかったり、そこまでではなくても仕事上知っていると有利な情報が得られなかったりします。

利口で頭のいい人は、自分は自分とすっぱりと割り切って切り捨てるよりも、仕事にも差し支えがあるかも知れないと考え、表面上だけ上手くつき合うでしょう。

表面上はつき合いだからといって一次会に参加し、適当に相づちを打ちつつ、右から左に聞き流し、悪口に対しては同意はせずに、「大変ですよね。」ぐらいのことを言ってお茶を濁し、二次会などには行かず、さっさと切り上げてしまうと良いでしょう。

周りと一緒になって悪口を言ってしまうと、自分も周りと同じレベルになってしまうからです。

人を羨んで、嫉み、悪口を言うことは悪いことなのか

そもそも、人を羨んだり嫉んだりするのは悪いことなのだろうか。
人が不幸になった話しを聞く方が楽しい、ついつい人を羨んでしまう。そんな自分って悪い人間?

もし、こんなことで悩んでいるとしたら、あなたは人間として健全でしょう。
人間なんてそんなもんです。
所詮、猿に毛が生えた程度の動物なんですから。

猿だって、エサを多くもらったものを羨み、隙あればかすめ取ろうと思うでしょう。
むしろ、あの人、羨ましいな! 自分もああなりたいな!
そう思うことで努力し、成長するという一面もあるのです。

人を羨み、嫉みたくなったらどうすればいいか

無理に我慢せずに、その嫉みたい感情、ドロドロした感情になってもかまわないでしょう。
それが成長のバネになったり、ガス抜きになったりするからです。

しかし、それはあくまでも心の中に留めておくようにしましょう。

悪口は言っちゃいけないの?

別に法律で「人の悪口は言うな!」ということはないですし、言論の自由でしょう。あまり人を傷つけない倫理的な範囲であれば。
しかし、そうだとしても悪口は言わないほうがいいでしょう。

それには2つ理由があります。

1つは、その悪口が回り回って本人の耳に入る可能性があることです。こういったリスクも十分考慮すべきです。
また悪口を言うということは、自分の人間としての価値を下げてしまうでしょう。

みんなが悪口を言っている中、1人だか悪口を言わずにニコニコしている人がいるなら、その人に人間としての器の大きさ、包容力を感じて、その人に対する評価をあげるのではないでしょうか?

もう1つは、自分が他人からどう思われるのかではなく、自分自身の問題です。
悪口を言うと、結局はネガティブな気分になりストレスを感じてしまうからです。

確かに、悪口を言っている間は、一見、ストレスを解消しているような感じにもなり、楽しかったりします。
これは、快楽物質のドーパミンが出ているからですが、同時に、羨み・嫉みの感情を口にすることで、そのストレスも増幅してしまっていて、それにはなかなか気づくことができません。

あとから、一人になって、増幅した羨みや嫉みの感情によりネガティブな気分に襲われますし、場合によっては悪口を言ってしまった自分の人間としての器の小ささを情けなく思うかもしれません。

人間関係をうまく運ぶにも、自分自身のことを考えても、羨んだり嫉んだりするのは人間の感情として健全なことですが、それを口にはしないことが大切です。