会社の仕事や家事、子育てと、ひたむきに頑張ってきた後に迎える更年期、その更年期の女性の4割が、体調不調を我慢していると言う結果が、「ホルモンケア推進プロジェクト」の調査結果で明らかにされています。

責任感が強くストイックな40代・50代女性

更年期は、40代~50代にかけてですが、よく言われるのがその前のプチ更年期。実は、女性は30代後半から、女性ホルモンの分泌は低下しはじめてきています。
アンケートの対象となっているのは40代~50代の女性で、71%の人が、「やりたいこととやるべきことのうち、やるべきことを優先する」と回答しています。
また、約6割が「今以上頑張らなくてはいけない」と回答しています。
「ホルモンケア推進プロジェクト」の調査では、体調の変化に対してもストレスに感じながらも、誰にも相談せず自身で抱え込み、我慢していることが推測されるとしています。

40代・50代女性の過半数が、体調変化を非常に感じている

調査では、ここ5年での身体や体調の変化について質問しているのですが、「体調変化を非常に感じている」と回答した人が54%と過半数になっています。

実際に、40代~50代にかけて訪れる更年期では、女性ホルモンバランスが乱れやすく、頭痛、めまい、ほてり、イライラなどさまざまの更年期の不調に悩まされる女性が多いはずです。

しかし、約4割の女性が、不調に対して我慢してやりすごすと回答していて、病院へ行くと回答した26.8%を上回っています。

なぜ、40代・50代女性は、不調が我慢し頑張ってしまうのか

現在、40代~50代の女性、つまり更年期を迎える世代は、ひと言で言えばバブル世代の人たちになります。

若い時は、右肩上がりの経済を背景に、頑張ればいいことがあるということを信じ、ポジティブに頑張ってきた世代です。

また、バリバリに仕事をしてきた時代には、まだ男女雇用機会均等法が社会に浸透しておらず、女性の精神的自立を求めて戦ってきた世代とも言えます。

したがって、不調で辛くても、その辛さを顔に出したり弱音を吐いたりはしないのです。
弱音を吐くのは自分への甘え、自分に負けたくないの!と、頑張ってしまうのです。

頑張らなくてもいい更年期

更年期は、誰にでも訪れる生理的な問題です。
時には甘えて、外部に助けを求めるという考えも大切です。

現代女性の問題点

最近は、50歳まで結婚を1度もしたことがない女性が7人に1人(男性は4人に1人)というデータもでています。
そして、結婚しても子供を産まないという人も多くなっています。
経済成長著しく、豊かで将来が明るかった昔は、子だくさんで、子供が5人、6人なんて当たり前という時代がありましたが、今や子供が2人というと多いという感じがあり、一生涯子供をつくらないと言う人のほうが主流になってきているくらいです。
すると、出産がないわけですから、毎月排卵と月経を無駄に繰り返していることになり、排卵月経が約450倍と昔の9倍にもなっていて、そのことで子宮内膜症・子宮体がん・卵巣がん・乳がんなどの健康リスクが増加していると指摘する産婦人科医もいます。

ストレスとの向き合い方によっても違ってくる

更年期は、単に女性ホルモン低下だけでなく、夫婦関係・育児・仕事・介護といった心因性ストレスをどうとらえるかという性格的要因も大きく関係してきます。
健やかに生活していくためには、自身の不調に向き合い、我慢せずに適切な処置をすることが重要になってきます。

更年期の不調に対しては、漢方治療、ホルモン補充療法、精神安定剤、自律神経用剤などいろいろな選択肢がありますし、バランスのとれた食事、十分な睡眠、適度な運動、ストレスマネジメントといった日常生活も大きな影響を与えます。

一人で頑張らず、専門家に相談してみるのも良いのではないでしょうか。