秋はお肌にとっては穏やかな季節。
紫外線の量も少なくなってきて、冬場ほどは乾燥していません。食欲の秋、体内の代謝も高まり、炎症に対するホルモンの分泌も高くなってきます。

しかし、夏場アクティブに活動した人は、多くの紫外線を浴びたツケがでてくる時期でもあります。
いつまでも若々しい肌でいたい! これは多くの人の願いでもあります。

そんな中、私たちの肌を若返らせてくれるありがたい存在があります。

若肌をつくる、スーパーイソフラボンのエクオール

それが、腸内細菌がつくりだすスーパーイソフラボンとも呼ばれている「エクオール」という物質です。実際に、藤田保険衛生大学で、50代~60代の女性90人を対象に臨床試験が行われていて、エクオールが配合された錠剤を飲む人と飲まない人の群に分け、3ヵ月追跡調査をしています。この二重盲検試験の結果、エクオールを飲んだ群の人のシワがだんだん浅くなっていきました。

なんだ、私たちの腸内細菌がエクオールを作ってくれるのならいいじゃない!

それじゃ、ビフィズス菌等の乳酸菌を、特定保健用食品のヨーグルトからたくさん摂ったり、ビオフェルミンに代表される乳酸菌製剤を摂ったりして、腸内環境を善玉菌優位にしておけばいいのね! と思ってしまうかもしれませんが、残念ながら、そんなにことは単純ではありません。機能表示成分や有効成分として配合されている乳酸菌の種類が違うのです。もちろん腸内環境を良くすることは、大切なことですが。。。

実は、美肌成分・肌の若返り成分であるエクオールを作る腸内細菌は、決まっていて、しかもその細菌は誰もが持っているわけではないのです。
実際に、ビフィズス菌と乳酸菌(ラクトバチラス属)の登録株213株のエクオール産生能が評価されていますが、いずれの菌株にもエクオールを作り出す能力はないということが判明しています。ヨーグルトやチーズなどに多く含まれていて、pHや塩濃度の変化に強いという特性があります。

うん? それじゃ、エクオールを作り出す腸内細菌って何やねん!

それは、「Lactococcus garvieae」(菌株名:ラクトコッカス20-92)という乳酸菌の一種の腸内細菌で、オリゴ糖などをエサとしていることがわかっています。

若肌成分エクオールをつくりだす乳酸菌、日本人の半分はもっていない

このラクトコッカス20-92という腸内細菌は、どのぐらいの人がもっとるんや?ということですが、日本人は約50%です。
つまり2人に1人は、腸内細菌として、若肌成分エクオールをつくりだす乳酸菌「Lactococcus garvieae」(菌株名:ラクトコッカス20-92)がいないということになります。

エクオールを作れる人・作れない人はわかるの?

エクオールを作れる人は、大豆製品を食べると、大豆イソフラボンからエクオールを作り出すことができます。
それじゃ、自分は、「Lactococcus garvieae」(菌株名:ラクトコッカス20-92)がいて、エクオールが作り出せるかどうかってわからないの? という疑問がでてきますが、実はテストすることができます。

それが『ソイチェック』と呼ばれるもので、エクオールは体内で働くと翌日に尿から出てくるということで、尿検査によって調べることができます。

検査キットを購入し、尿を取り、検査依頼書とともに検査機関に送れば、10日~2週間ほどで結果が返送されてきます。

あきらめるのは早い! 若肌成分エクオールを増やす方法がある

エクオールを増やすために、知っておきたい3つのポイント
▶大豆製品を積極的に摂る
▶納豆なら1パック、豆腐なら半丁が目安
▶サプリメントでエクオール自体を摂る方法もある

エクオール10mgを毎日摂取していると、エクオールの効果を実感できるという結果が出ていますが、10mgをつくるためには、大豆イソフラボンは30~50mg必要と言われています。

エクオールがつくれないとしても、あきらめてはいけません。大豆イソフラボンではなく、エクオールになったものを直接食品で摂ることができます。エクオールを含む健康食品が販売されています。