ピーナッツアレルギーは、幼児期に発症することが多いアレルギーです。

ピーナッツアレルギーの人は、ピーナッツを食べていなくても、ピーナッツに接触したり、吸入しただけで症状がでてしまいます。

ピーナッツに暴露してから短時間のうちに、全身にじんましんが出たり、嘔吐や下痢、喘息などの症状がでて、ひどい場合は意識喪失や呼吸困難といったアナフィラキシーショックを起こしやすくなります。

意外と多いピーナツアレルギー

それでは、ピーナツアレルギーの人がどのぐらいいるかというと、先進国の子供達の1~3%に症状が現れているといい、世界的にも増加し続けている傾向にあります。

米国においては、ここ10~15年でピーナッツアレルギーの有症率が3倍に増加しているという報告もあります。

わざとピーナッツを少量ずつ食べさせて治療する方法もある

ウォールストリートジャーナル誌は、米国の医療機関で経口免疫療法というものを掲載しています。

ピーナッツアレルギーの対策として経口免疫療法というものがあるということですが、これは、患者に少しずつピーナッツを食べさせる事でアレルギーの発症を抑えるという方法のものです。

実際に750~760人の患者を対象に、この経口免疫療法を行ったところ、90~92%の患者に効果があったとの研究報告があります。

確かにこういった研究報告はありますが、ピーナッツは、食べていなくても、接触したり吸入しただけで、重篤なアレルギーを引き起こしますので、専門の医療関係者のもとではなく、素人が自己判断でこのようなことをするのは非常に危険ですので、絶対にやめましょう。

参考:
ピーナッツアレルギー発症予防に関するコンセンサスステートメント(日本アレルギー学会)

ピーナッツアレルギーの人は、ほとんどの場合、他のナッツはOK

ナッツというと、どんなものを連想するでしょうか。

女眼鏡左きいろ

ピーナッツ、アーモンド、ピスタチオ、カシューナッツ、クルミ、ヘーゼルナッツ、ブラジルナッツ
さて、この中に仲間はずれが1つだけあります。それは何でしょう?


わかりましたか?
女眼鏡左きいろ


正解は、『ピーナッツ』なんです。

なぜならば、ピーナッツはナッツ類(tree nuts)ではなく、落花生とも言われるとおり、特殊な成長のしかたをするマメ科の植物なのです。

そして、ピーナッツアレルギーの人は、ピーナッツ以外のナッツを食べても、ほとんどの場合、セーフということがわかっています。
もちろん、稀にピーナッツにも、他のナッツにもアレルギーを持っているという場合が考えられますが、ピーナッツのアレルギーと他のナッツのアレルギー自体は関係ありません。

ピーナッツを除くナッツ類同士のアレルギーは?

同じナッツ類同士ということで、1種類のナッツにアレルギーがある場合は、他のナッツでもアレルギーが起こる可能性が懸念されます。
しかし、1種類のナッツ類にアレルギーをもつ人の半数以上は、他のナッツ類にアレルギー反応を示さなかったという研究報告もあります。