完璧主義者ほど覚えられない

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人間はすべてを覚えることはできない

周りをみてみると、何でもしっかりと準備をして完璧にこなす、いわゆる完璧主義者の人がいます。
完璧主義者の人は、勉強にしても完璧に覚えるのだから、よくできるというイメージがあります。

しかし、人間はそんなすべてのものを覚えることはできないのです。

範囲がせまい場合は、それでも完璧に覚えることができるでしょうが、範囲が広くなってくると、なかなか覚えるのが大変になってきます。

人間はすべてを覚えることはできないということは、何を当たり前なことをと思われる人もいると思いますが、これは大事です。

実際に、記憶力の天才と言われる達人が、政治に詳しい学生と、各党のマニフェストを覚えるということをやっていました。
覚えたあと、クイズ形式での回答があり、どれだけのことを覚えているかを競いあうという企画です。

さて、学生と達人の勝負の結果はというと、どちらも間違いが多く、似たりよったりの内容でした。
つまり、記憶の達人と言われる人であっても、マニフェストを丸々そのまま暗記するというのは、かなり至難のわざということがいえるでしょう。

勉強でも試験でも、すべてを完璧に覚えようとするな

性格的に完璧主義者の人はいます。なんでもかんでも、100%じゃなきゃ気が済まない。そしてこういう人はその100%を目指すために、黙々とストイックに一生懸命覚えようとします。
確かに100%を目指すということはいいことですが、これは多くの事項を限られた時間で覚えるということを考えた場合は、この考え方は裏目にでてしまうこともあります。

記憶力の達人の例でもわかるように、そんなに人間は何から何まで記憶できるものではありません。

教科書を1冊丸暗記なんていうことは、非常に難しいでしょう。
いや、俺は覚えたんだぞ!という人も、1ページ目から最終ページまで、1言1句間違わずに、空で言えるでしょうか?
般若心経ぐらいなら、丸暗記できるでしょうが、教科書まるまる1冊となると、かなりのボリュームです。

完璧に覚えている人がいるとすれば、その人は天才的に記憶力が良いか、並々ならぬ努力家でしょう。
しかも1冊なら努力すればまだ何とかなるにしても、何教科もある教科書をすべて丸暗記しようなんていうことをしてもできないでしょうし、そもそもそんなことをしても意味ありません。

しかも、受験や資格試験ともなると、勉強に使える時間は限られています。
効率よく、試験に出るところを覚えていく必要があります。
例えば、第1章を完璧に暗記してからでないと、第2章には進めないなんていうやり方をやっていたら、いつまでたっても勉強は終わらなくなってしまいます。
完璧主義で、真面目な人ほどこういった傾向があります。

もっと気楽に、忘れたらまた覚えればいいさという具合で、記憶力にしても、勉強をはじめたころに比べたらついてきたなぐらいに思って勉強を進めていったほうが、結局は多くのことを覚えることができます。

人間は忘れる動物

人間はどうしても忘れる動物です。
そうでなかったら、生まれたから今までのことを、すべて詳細に再現できるはずです。ところが、例えば夕食ですら、昨日や一昨日ならまだしも、1ヵ月前に食べた夕食のメニューを思い出せるという人は、まずいないでしょう。
もし、思い出せたのなら、その人は、記憶力に関しては何の心配もないでしょう。

努力することはとても大切ですが、効率を考えるということも大切なことです。
意外に、テストで良い点を取っている人は、捨てるべきところは捨て、そのかわりこのノートに書いてあることだけは完璧に覚えるといったようなやり方をしている人が多くいます。

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