試験の時にあがらない、プレッシャーを味方にする方法

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勉強法や記憶術について、いろいろな情報を紹介していきます。

内 容

人が緊張してあがるのは仕方ないこと

試験や大勝負の前は、人は緊張するものです。
よく、五輪や世界選手権でマイクを向けられたアスリートたちが「楽しんできます。」と言っているのを良く耳にします。

 

選手の中には、プレッシャーに押しつぶされて、思うような結果が出せなかった、実力の半分も出せなかったというような中、勝負を楽しんできましたという選手もいます。

 

これは何が違うのでしょうか?

 

どんな人でも、ある程度は緊張するのでしょうけど、その緊張を集中に替えることができるか、プレッシャーにしてしまうか、これは個々の考え方やプレッシャーというものに対する処理の仕方によっても違ってきます。
昔は、国のためなどといって、日本のために金メダルをとらなくてはという考えの人が多かったのかもしれません。

 

今では、今まで競技をやってきたご褒美として、出場権が与えられたんだから、勝負はともかくこの舞台で思いっきり自分を出し切り楽しんでこようという考えの人が多くなっているのかもしれません。

プレッシャーを力に変えるイチロー思考

今や日本人でイチロー選手を知らない人はいないといわれるほどですが、シーズン通算最多安打を記録した時に、記者から「プレッシャーはなかったのか?」という質問をイチロー選手が受けています。

 

彼はこの質問に対して、次のように答えています。

 

「ドキドキする感じとか、ワクワクする感じとか、プレッシャーのかかる感じというのは、たまらないですね。僕にとって、これが勝負の世界にいる者の醍醐味ですからね。」

 

(『この一言が人生を変えるイチロー思考―夢をかなえる一番の方法 (知的生きかた文庫)』より抜粋)

 

う~ん、さすが大物は違うという感じですけど、よく読んでみると、イチローほどの選手でも、プレッシャーを感じてドキドキしていたということがわかります。

 

イチロー選手のすごいところは、『プレッシャー』という言葉を、『醍醐味』という言葉に替えてしまっているからです。
いかに、プレッシャーを醍醐味と感じることができるか、そうすれば、それを利用して高い集中力レベルを発揮することができるのでしょう。

試験であがるなといってあがってしまう時の対処法

よく試験であがってしまって、実力を発揮できなかったという人がいますが、人によっては「頭が真っ白になった」というようなことを言う人もいます。
こういう時は、失敗したらどうしよう! もし成功したら出世間違いなしだ! といった余計なことを考えていることが多いと思います。
あることないことを考えてしまうのは、それだけ集中できておらず、頭の働きも悪くなっている証拠です。

 

2009年の第2回WBCの決勝のとき、不調だったイチロー選手はチャンスが回ってきた10回表、「ここで打ったらヒーローだな。でも打てなかったらえらいことだな。」などといろいろと考えはじめてしまったそうです。
あの百戦錬磨のイチロー選手ですら、こういった雑念が浮かんできたといいます。人間である以上、よほど修業した人や仙人でもないかぎり、雑念が浮かんできてもしかたないことです。

 

このときイチローは、「さあ、この場面でイチローが打席に入ります!」みたいにして、客観的に自分を見るように頭の中で実況中継をして、自分自身を盛り上げていき、決勝のタイムリーを打ったそうです。
こういった工夫、いろいろ浮かんできた雑念を、実況中継して、自分は成功するんだ!と思い込ませてしまうのも、プレッシャーやあがり症をうまく集中に変えていく方法の一つです。
以外にもこの客観的な中継法は効果があるかと思います。

 

浮かんできてしまった雑念を無理やり消そうとしても、そう簡単に消えるものではありません。発想の転換をして、これを利用して客観的な実況中継をして、自分の成功した姿に結びつけてしまうと、冷静になれると同時に、ポジティブな力がわいてくるものです。