開発中の緑内障治療薬

開発中の緑内障治療薬

緑内障とは・・・ その症状、メカニズム、検査、治療法、自宅でもできるケアなどを紹介していきます。

治験中の緑内障治療薬 H-1129

デ・ウエスタン・セラピテクス研究所がわかもと製薬と共同で創製・開発中の緑内障治療剤「H-1129 バックアップ化合物」について、作用効果及び作用機序について、米国の学会The Association for Research in Vision and Ophthalmology 2015(「ARVO2015」)のポスターセッションで方向発表がありました。

 

「H-1129」は、プロテインキナーゼ阻害剤を中心とする化合物ライブラリーの中のシード化合物から開発されたもので、熱ショックタンパク質である Hsp90を、標的タンパク質としています。
「H-1129」は、この熱ショックタンパク質に結合して眼圧を低下させていきます。また強い眼圧低下作用い加え、網膜神経保護作用もあることがわかっています。

 

日本で既に治験も行われていて、2013年12月に国内非臨床試験が開始されています。
2015年にフェーズⅠ、2016年にフェーズⅡの治験が行われることになっています。