レーザー繊維柱帯形成術

レーザー繊維柱帯形成術

緑内障とは・・・ その症状、メカニズム、検査、治療法、自宅でもできるケアなどを紹介していきます。

レーザー繊維柱帯形成術

薬物治療の効果が思わしくない開放隅角緑内障に対して行われることがある手術です。

 

愛豊隅角緑内障は、房水の出口である隅角が塞がっていないのに房水が排出されにくくなっているために眼圧が上がっているものです。
房水が流出していくときは、隅角の繊維柱帯を通り、シュレム管に集まりますが、この時に繊維柱帯はフィルターの役目を果たしていて、ちょうどガーゼを何枚も重ねたような構造になっていて、目づまりを起こしたりします。

 

『レーザー繊維柱帯形成術』は、弱いレーザー光線を繊維柱帯に当てることで、レーザーが照射された部分が委縮をし、その際にまわりの網目が引っ張られて広がることで目づまりを改善するものです。

 

目づまりが改善することで、房水の流れが良くなり眼圧が下がっていきます。

 

手術後も通院して治療を続ける必要があることと、手術直後は効果があっても、その後効果がだんだんと薄れていく場合もあります。
手術自体は、副作用はほとんど無い上に、10分程度で終わります。