梅毒

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性病検査キットを使うにあたり、梅毒について説明しています。

梅毒の症状

●感染者 :
男性は、30代前半をピークに、20代~40代
60歳以上にも全体の12.6%の感染者。
女性は、20代前半をピークに、10代後半~30代
60歳以上にも感染者。

 

●病原 : 細菌(トレポネーマ・パリズム:梅毒トレポネーマ)

 

●感染ルート : 性行為感染(オーラルセックスも含む)、母子感染

 

●潜伏期間 : 梅毒感染後3週間~3ヵ月程度

 

●症状 :
症状は第1期~第4期に分かれます。
○第1期:感染から3ヵ月まで
陰茎の先や包皮の内側がただれ、大豆くらいのしこりができます。痛みを伴わないリンパ節腫です。
しこりやはれも1ヵ月ほどで小さくなり消えていくことがありますが、潜伏期に入っただけなので思い当たる場合は泌尿器科の受診をお奨めします。

 

○第2期:感染後3ヵ月~3年
爪くらいの淡い紅色の斑点が上半身の皮膚にたくさん出ますが、痛みもかゆみもなく、しばらくすると消えます
その後3週間くらいで体や顔面に銅紅色の丘疹がきます。あた口の中の粘膜に乳白色の斑点ができたりします。
この段階だと特徴的な症状が出てきていますので、早い段階での受診処置が大切になります。

 

○第3期:感染後3年~10年
ゴムのようなかたさの腫瘍ができ表面皮膚は暗赤色になり、潰瘍となってきます。
しだいに痛みが出てくるようになります。

 

○第4期:感染後10年をすぎたもの
皮膚の病変はなくなり、知覚障害や歩行障害、内臓病変などがでてきます。

 

●こんな時は疑う候補疾患
  できものができた。
  性器や肛門に痛みのないしこりができた。
  リンパ節が腫れた
  ピンク色の円形のあざや、赤茶色の盛り上がったブツブツがでた。
  性器、肛門、手指、唇などに痛みのないしこりができた。

梅毒の検査法

●検査法 : 視診・血液検査
感染してから4~5週間して、血液検査で感染が判定出来ます。
梅毒血清反応(STS)が行われます。梅毒の検査は一度陽性に出ると、ずっと陽性になります。

 

○RPR
脂質(カルジオリピン)抗原に反応(ワッセルマン反応)する抗体を確認します。
しかし、この抗体はトレポネーマ・パリズムに感染しなくても作られるので、梅毒に感染していなくても陽性にでることがあります。

 

○TPHA試験(トレポネーマ・パリズム・ヘモアグルチニン・テスト)
梅毒病原体(TP)抗原を用いる血清反応で調べます。

 

○FTA-ABS試験(梅毒トレポネーマ経口抗体吸収試験)
TPHA法よりも感度がよく鋭敏。感染後約2~3週間で陽性となるため、早期梅毒感染の確定診断に用いられる。
しかし、熟練を要し、蛍光顕微鏡が必要なことからTPHAほど普及していません。

梅毒の治療法

ペニシリンなどの投与します。
第1期や第2期の早期に発見されれば、1ヵ月程度で比較的簡単に治せます。
第3期以降になると長引くことがあります。

 

○ペニシリン系抗生物質の内服
梅毒の細胞壁の合成を阻害することで梅毒を殺し、感染を治療します。

検査キット