成人T細胞白血病

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成人T細胞白血病について説明しています。

成人T細胞白血病の症状

●感染者 :
感染しても実際に発病する人は少なく、日本では感染者数が100万人、年間の発症者は700人程度と言われています。

 

国内キャリアは、沖縄、鹿児島、宮崎、長崎を中心に多く地域性がありますが、その他の地域でないというわけではありません。
潜伏期間が数十年と長いため、60代、70代が多くなっています。

 

●病原 : ウイルス
(HTLV-1 :Human T-Lymphotropic Virus type Ⅰ(ヒトT細胞白血病ウイルスⅠ型))

 

●感染ルート : 性行為感染、母子感染、血液感染
性行為感染は、ほとんどが男性から女性への感染。
母乳により赤ちゃんに感染します。

 

●潜伏期間 : 数十年と非常に長いのが特徴です。

 

●症状 :
リンパ節が腫れたり、肝臓、脾臓が腫れます。

 

皮膚紅斑や皮下腫瘤などの皮膚病にかかりやすくなります。

 

下痢や腹痛などの消化器系統の症状が現れたりします。

 

HTLV-Ⅰに感染したT細胞が、血液やリンパ液によって全身の臓器に広がり、免疫細胞がウイルスによって破壊されるため、最終的に免疫不全による日和見感染症を発症します。
病状が急性となった場合には、1年ほどで亡くなることもあります。

 

●こんな時は疑う候補疾患 :
  リンパ節が腫れる。
  肝臓・脾臓が腫れる
  皮膚紅斑や皮下腫瘤などが現れる。

成人T細胞白血病の検査

●検査法 : 血液検査でHTLV-Ⅰに対する抗体検査を行います。

 

成人T型細胞白血病は、感染の自覚症状がないので、普通の状態では医療機関に自ら検査を申し出ないと検査ができません。
リンパ腫が現れた時には病理検査でリンパ球からDNAを取り出して検査します。

成人T細胞白血病の治療

●治療法 :

 

急性型やリンパ腫型の場合は病状が急速に進行しますから、すぐに入院して適切な化学療法が必要となります。

 

白血病に移行した場合は抗がん剤や骨髄移植など白血病の治療や対処法を行います。
肝機能障害や合併症に対する治療としては、それぞれに対する治療が必要です。
皮膚病の症状がある場合は、皮膚科での治療が必要です。