骨粗鬆症の尿検査

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年をとってくると心配になってくる骨粗鬆症の尿検査について説明しています。

骨粗鬆症の尿検査について

この検査は、尿中のDPD(デオキシピリジノリン)というものを測定します。
骨粗鬆症のリスクの測定というと、骨密度の測定を思い浮かべる人は多いかと思います。

 

ところが、骨の代謝を調べる検査は他にもいろいろとあります。

 

その中で骨のカルシウムが溶出していないかを判断するための指標として有名なのがDPD(デオキシピリジノリン)の測定です。
DPDは、コラーゲン細繊維間の架橋成分として骨のコラーゲンに限局しています。

 

人間の骨は、80%のリン酸カルシウムなどと20%のコラーゲンからなっています。骨の吸収が進むとカルシウムど同様に骨の中のコラーゲン成分も血中や尿中にでてきてしまいます。
つまり、尿中DPDを測定することで、骨量の減少過程を鋭敏に見つけ出すことができます。

骨粗鬆症治療における骨代謝マーカーDPD測定の重要性

骨粗鬆症治療における骨代謝マーカーの重要性について、記載していきたいと思います。
骨粗鬆症というと骨密度を測ればいいのではと思うかもしれませんが、骨粗鬆症の診療において、DPD(デオキシピリジノン)等の骨代謝マーカーの測定は、骨代謝状態の把握、治療効果の早期判定や骨折リスクの判定に有効とされています。
また、 DPDの値の推移を知ることにより、骨粗鬆症に対する認識向上や、お薬などをきちんと飲むという意識にも役立ちます。

 

DPDの値は、ビタミンDの影響を受けやすいという研究報告があります。ビタミンDは、骨形成においてカルシウムとともに非常に重要な働きをしますので、きちんと食事から摂取することが大切です。

 

DPDの値に関して注意すべき点としては、特に高齢者の骨粗鬆症では、骨折が骨代謝マーカーに影響を及ぼす可能性が高いと言われ、骨代謝は必ずしも安定していない場合があり、骨粗鬆症の治療は長期にわたるため、必要に応じて骨代謝マーカーを繰り返し測定することが望ましいとされています。骨の状態をみるには骨形成マーカーを6ヵ月に1回測定することが推奨されています。