成人生活習慣病

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成人生活習慣病などについて説明しています。

生活習慣病 12項目測定キット

在宅臨床検査ですが、生活習慣病 12項目測定キットなど、生活習慣病に関連したものも出ています。

 

会社に勤めていると年に2回健康診断がありますが、配偶者等は場合によっては健診を受けれません。
高齢者では、保健所が健康診断を推奨しているところもありますが、検査に半日かかったうえ、さらに結果を聞きに行くなどといった場合もあります。

 

そこで、いちいち健康診断のために病院やクリニック、保健所に行くのが面倒だという方や、そんな半日も時間がとれないといった人、予約が随分先で待っていられないなんていう人が、在宅臨床検査を利用したりしています。
比較としては、次のようになります。

 

  病院・クリニック 保健所 検査キット
特徴

泌尿器科、産婦人科が主な受診科になります。
検査料+初診料+診察代
症状がない場合は、保険適用外の場合が多い。

検査費用は基本的に無料。
匿名で検査を受けることが可能。

検査に必要な器具がセット販売され、それを使い血液や粘膜の一部を採取し、検査機関へ送り、結果通知を待つ。
メリット

ドクターが対面できちんと診断してくれる。
性病感染がわかった場合は、そのまま続けて治療が受けれる。

ドクターが対面で診断してくれる。
費用が安く済む。

好きなときに在宅でできる。
病院や保健所まで出かけなくて良い。
人目を気にする必要がない。

デメリット

予約から検査までの時間や待ち時間がある。
出かけるのが面倒。
対面なので、はずかしい。
人目が気になる。

HIV検査中心で、すべての性病の検査項目を受けれるわけではない。
検査日まで待たされる。

ドクター対面でないので、自分で判断。
対面でなく、検査では検査値での判定しかでない。(日常の生活状況など、感染に影響を及ぼしている背景などについては判定できない。)
必要であれば受診が必要。

生活習慣病 12項目測定キットで測定できるもの

生活習慣病 12項目測定キットについて、何種類かあるようですが、オーソドックスな形としては、次のような項目が測定できるようになっています。

 

血清蛋白 : TP(総タンパク)、Alb(アルブミン)
肝機能 : GOT、GPT、γ-GTP
脂質 : TG(中性脂肪)、TC(総コレステロール)、HDL-C(HDLコレステロール)
糖 : Gluc(血糖)+ヘモグロビンA1c(HbA1c)
腎機能 : BUN(尿素窒素)、CRNN(クレアチニン)
痛風 : UA(尿酸)

 

測定項目

測定意義

TP(総タンパク) 体全体の栄養状態を調べるのに役立ちます。肝硬変では高値に出ることがあります。栄養失調やネフローゼなどでは低値に出ます。
Alb(アルブミン) 栄養状態や肝障害の程度を測定するのに役立ちます、またネフローゼの検査にも用いられ、異常があると低値に出ます。
GOT(AST)アスパラギン酸トランスフェラーゼ 肝臓・心臓の状態に異常があると高値が出ます。心筋や肝臓に多く含まれているため、そこで異常があると血中に出てきて高値になります。
GPT(ALT) アデニンアミノトランスフェラーゼ  肝臓に存在。肝細胞の異常で血中に出てきて高値になります。
γ-GTP (γ-グルタミルトランスペプチダーゼ) 腎臓・膵臓・肝臓などの上皮細胞に存在する酵素で、他の酵素に比べアルコール肝障害で著しい上昇を見せるのが特徴です。
TC(総コレステロール) 脂質異常の指標で、高くなると動脈硬化などのリスクが上がります。
TG(中性脂肪)トリグリセリド 脂質異常の第一選択の検査として行われます。高値だと動脈硬化などのリスクが上がります。
HDL-C(HDLコレステロール) 血中コレステロールの増加を抑えます。この値が低いと動脈硬化のリスクが高まります。
LDL-C(LDLコレステロール) 高値だと、血管を硬化させ動脈硬化、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすリスクが高まります。
Glu(血糖) グルコース(ブドウ糖)が適切にエネルギー源として利用されているかがわかります。高値は糖尿病をはじめとする糖代謝異常や膵臓に関連する疾患で起こります。
ヘモグロビンA1c(HbA1c) 血糖とヘモグロビンが結合したもので、過去1~2ヵ月の血糖状態が反映されます。
BUN(尿素窒素) 腎臓の働きや蛋白代謝の状態を把握することができます。
Cre(クレアチニン) 高値だと腎臓機能の低下・筋肉の病気・脱水などが考えられます。
UA(尿酸) 尿酸はプリン体という物質が分解してできた老廃物で、血中濃度が高くなると、 溶けきれない尿酸が結晶化し痛風の原因になります。

 

臨床検査キットと採血

検査キットに含まれるもの

 

(採血用)
  ・ランセット
  ・吸引器

 

(血液分離用)
  ・シリンダー
  ・密閉キャップ

 

(その他)
  ・ボトル(溶液入り)
  ・採血具
  ・絆創膏
  ・消毒布

 

指先からの採血方法

 

各臨床検査キットの採血法に関しては、製品の説明書などに詳細に記載されていると思いますので、そちらを参考にしてください。
だいたいどんなものなのかということを想像してもらうために、オーソドックスなやり方についてまとめてみました。

 

◎指先から、血液を採取の仕方
*手を軽くマッサージして暖め、血行をよくします。
*ランセットで指先に小さな傷をつけます。
*手の平を指先に向かって押すようにして血を出します。
*指先に出てきた血を採血具で吸い取ります。
*採血具をボトルに入れフィルタを落とします。
*抗凝血剤(溶液)とよく混ぜます。
*シリンダーをセットし押し下げ血漿を分離します。

 

だいたいの流れは、「指先に傷をつけ、そこから採血し、血漿分離する」といった流れです。
製品によって、血漿分離に簡易な遠心分離器を使ったり、多少違いますので、製品の説明書などを参考にしてください。

 

傷口はきちんと消毒し、しっかりとケアするようにしてください。