人間関係で重要なキーワードは、自尊感情 | 薬剤師トピックス

仕事をするにあたって、人間関係は非常に重要です。
仕事は、技術や知識ではなく、8~9割が人間関係力だという人もいるくらいです。

大事なコミュニケーション能力

どんな職業でも、コミュニケーション能力は大切です。
コミュニケーションがうまく図れず嫌われてしまったら、売れるものも売れないでしょうし、人間関係がぎくしゃくしてしまったら、連絡もうまく回らず仕事にも支障をきたしてしまいます。

コミュニケ-ションがうまくとれなければ、内勤や研究職であれば、自分のところにうまく情報がまわってこないで、それにより仕事上で大変な思いをしたりするでしょうし、一般の販売であれば、自分が嫌われ物が売れなくなるかもしれません。

ましてや、医療関係者などは自分が不利益を被るだけでは済みません。たとえば薬剤師であれば、患者や医者から、必要な情報収集をして、適正使用のためにきちんとした情報提供をしなければなりません。

時には、具合が悪そうな患者がいたら、会話をして気分を切り替えてあげたり、いやしたり、元気を出させてあげるといったことも必要になってくるケースがあります。
そんな時、コミュニケーションがうまくとれなければいけません。

コミュニケーションで大切なこと

そうはいっても、自分は人と話すのは苦手だしという人もいるかと思います。
そんな人は、「自尊感情 (Self Esteem)」ということを頭に入れておくとよいと思います。

どんな人間も、よほど変わった変人でなければ、褒められたり、自分が認められたりすると嬉しいものです。

自尊感情とは、そうした自尊心、つまり自分を大切に思う気持ちであり、誰もがもっている自分に対する評価感情です。

この自尊感情があるからこそ、人は前向きに生きることができ、心が満たされ、問題が起こっても自分で乗り越えていける力をもつことができるといっても過言ではありません。

そして、この自尊感情は、他人から認められたり、丁寧に扱われることによって高まっていきます。

相手の自尊感情を満たすとは

相手の自尊感情を満たしてあげることは、余計なトラブルも回避することにつながります。
自分が大切に扱われていると思ったら、人はクレームをつけたりはしないでしょう。
逆に、ないがしろにされたと感じたときに、クレームになります。

自尊感情を満たすというと、相手を褒めればいいかということになりますが、そんな単純なものではありません。

いきなり、あなたはすごいですね。美人ですね。頭がいいですね。なんて褒めても、たいていの人は馬鹿にされているとしか思わないでしょう。

相手の自尊感情を高めるということは、太鼓持ちをするのではなく、相手に大切に思われている、大切に扱われていると思わせることが大切なのです。

例えば、薬局で薬を調剤しているときに、順番が逆になるケースがありますが、前もって患者さんのところにいき、
「○○さん、処方されている薬が多いので、ちょっと時間が遅れてしまいますね。」
とひとこと言えば、相手は、わざわざ知らせてくれて、自分が大切に扱われていると感じるでしょう。

大抵の人は、自分より後からきた人が4~5人、先に薬をもらって帰っていったとしても、あまりクレームにはならないでしょう。

しかし、そうしなかった場合、患者によっては、後からきた人がみんな先に帰っていって、自分はないがしろにされているんじゃないかと不満に思い、それがクレームになるというようなこともあります。

いちいちそんな順番が入れ替わるだけで、わざわざ患者に連絡していられないということもあるでしょうが、少なくともクレームを減らしたり、人間関係を上手くしていくキーワードとして、自尊感情というものを覚えておくとよいでしょう。

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