血圧の基礎知識 | 健康トピックス

日本人は、男性では約3人に1人、女性でも約4人に1人は高血圧です。(厚生労働省「平成26年国民健康・栄養調査」より)

血圧とは

血圧は、一言で言うと、血液が動脈の血管壁に与える圧力ということになります。血液は体中の臓器や組織に酸素や栄養素を運んでいます。

その血液の通り道が血管になるわけですが、その血管はいわばゴムホース、そして心臓はそのポンプに喩えることができます。心臓は収集と拡張を繰り返しながら、血液を動脈に送り続けています。

その際に、血液が血管の内側の血管壁に与える圧力が『血圧』ということになります。

つまり、この圧力が強すぎると血管壁に負担がかかってしまいますが、これがいわゆる『高血圧』と呼ばれるものです。

血圧は低ければいいというものではない

高血圧だと血管壁に負担がかかって良くありませんが、それなら低ければ低いほど良いというものでもありません。確かに血管壁への負担ということを考えるのであれば、低いほどよいのですが、それも度がすぎるとあまり好ましくはありません。

『低血圧』は圧力が弱すぎるということになるので、体の隅々まで血液が周りにくくなり、その結果、組織や臓器に十分な酸素や栄養素が運ばれないということになってしまいます。

血圧は1日のうちでも変わっている

血圧は常に変動していて、同じ1日の間でも変化しています。血圧は起きたときから上がり始め、日中は高い状態になっています。そして夜に向けって徐々に下がっていき、睡眠中に最も低くなります。

もちろん、食事や心理状態も血圧と大きく関係していて、塩分を取り過ぎたり、お酒を飲み過ぎたりした翌日は血圧が上がっています。
また緊張したり、強いストレスがかかっているときも血圧が上がっています。

2つの血圧

よく血圧は、上の血圧と下の血圧なんて言われかたをします。120mmHgが上の血圧、80mmHgが下の血圧ということです。

上の血圧は収縮期血圧と呼ばれるもので、心臓が収縮して全身へ血液を送り出す時の圧力で、このとき血管壁にかかる圧力は最も強くなります。

下の血圧は拡張期血圧と呼ばれるもので、心臓から血液が送り出された後に、心臓が拡張するときの圧良くで、血管壁にかかる圧力は最も弱くなります。

高血圧とは

いわゆる「高血圧」とされるのは、収縮期血圧が140mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上の人で、この領域になると治療が必要となってきます。

正常高値血圧

正常血圧は、収縮期血圧が130mmHg未満、拡張期血圧が85mmHg未満ということになります。

それでは、正常血圧と、いわゆる高血圧の間の状態、つまり収縮期血圧が130~140mmHgで、拡張期血圧が85~90mmHgの人は何なんだというと、『正常高値血圧』と呼ばれています。

『正常高値血圧』は、現在の生活習慣を変えずにいると、将来高血圧へ移行してしまうリスクが高いゾーンということになり、この状態が長く続くと、血管や心臓に負担がかかるとともに、加齢により心疾患や脳血管疾患のリスクも高まっていきます。

このゾーンになったら、生活習慣を見直してみることも大切です。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする