目に見えない汗がある? | 美容トピックス

汗って透明やから、目に見えへんのやろ! という言いではなく、実際に本当に見えないという意味での目に見えない汗はあるのでしょうか。

汗というと汗腺から出てきて、水滴のようになったり、それが集まってツーっと流れていくとうイメージがあります。つまり目に見えるものという感覚があります。ところが目に見えない汗があります。

目に見える汗

目に見えない汗の話をする前に、まずは目に見える汗ですが、これは体温を維持するために、外気温が高くなったり、スポーツなどをして体温が上昇すると、この体温を下げて体温の恒常性を維持するために汗が出てきます。肌の表面に出てきた汗は、それが蒸発することによって気化熱を奪って体温を下げていきます。

このように汗腺から出てくる目に見える汗、汗を感じることができる発汗を感知性発汗と言っています。

目に見えない汗

それでは、目に見えない汗とはというと、これは不感知性発汗、または不感蒸泄(ふかんじょうせつ)と言われています。なぜ目に見えないかというと、これは肉眼的にはわからない水蒸気となって蒸散している汗だからです。

この目に見えない汗は、別に体温調整を目的として出てくるものではなく、常温安定時においても常に絶え間なく肌の表面から水蒸気となって蒸発しているものです。

目に見えない汗ってどこから出てるの?

さて、目に見える汗は、アポクリン汗腺やエクリン汗腺といった汗腺から出ていますが、目に見えない汗はどこから出ているのでしょうか。

不感知性発汗は、皮膚からでているものが7割です。ええ、100%皮膚じゃないの? それじゃどこから出てるのよということになりますが、残りの3割は呼気中に含まれて蒸散されています。

皮膚での目に見えない汗の蒸散のルートは、汗腺から出てきてものが途中で水蒸気となって蒸散、表皮深層から汗管に吸収されて汗口より蒸散、角質層内の汗管から角質層に吸収されて蒸散、表皮の角化の過程で放出される水が蒸散、毛細血管から供給される体液が蒸散というような形になっています。

深い関係にある自律神経と発汗

発汗をする際には、それが感知性発汗か不感知性発汗かにかかわらず、自律神経、特に交感神経の働きと深く関係していて、運動をしたかどうか、体調の善し悪しによって大きく変化してきます。

1日の汗の量は、尿量に匹敵する

人間が1日にかく汗の量は、なんと尿量に匹敵すると言われています。人間は飲んだりしたものを排泄するとき、ほとんどが尿として出ているというイメージですが、尿として出ている量と、汗として出ている量がほぼ同じとはビックリです。

実際に感知性発汗と不感知性発汗を合わせた1日の発汗量は、1~1.5リットルになっています。

寒いときは汗の量は減りますが、それでも0.5リットルは出ていて、夏の暑い盛りになると、汗として2リットルぐらい出ることもあります。

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