英単語は英文で覚えるべきなのか | 賢脳トピックス

英単語は、英語学習において避けては通れないものです。よく英単語なんて覚えたって意味がない、英単語なんて英文を読んでいるうちに自然と覚えるものなんだと言う人がいます。

確かに英語は本来は語学であり生活のためのコミュニケーションのツールであり、言葉です。

学問ではなく、学ぶという性格のものとも少し違います。確かに本来は、赤ちゃんが言葉を覚えるように、母国語を覚えるように、日常会話の中で自然と言葉を覚えていくものです。

語学系の科目の難しさ

確かに、英語は言葉であり、たとえば日本語と英語を1:1で結びつけるというわけにもいきません。

日本語にはない英語独特のニュアンスをもった言葉もありますし、逆に日本語独特の言葉で英語で一言でズバっと言い表すのが難しい単語もあります。また多義語として、一つの単語にたくさんの意味をもっているものもあります。

また、言葉ですので、たとえばよく出される例ですが、女性が男性に向かって「馬鹿! あなたなんて大嫌い」と言ったとします。額面通りに受け取れば、そうだ俺は馬鹿だし、俺のこと嫌いなのは当然だよなというようになりますが、たとえば、好きでシグナルを送っているのに気づいてくれず、「馬鹿! あなたなんて大嫌い」と言っているとしたら、この女性は男性のことを嫌ったり、拒否しているわけではありませんよね。

ここが言語・語学の難しいところです。

勉強で語学だけは異質

理数系の科目や他の社会系の暗記科目とは本質的に違うところです。つまり覚える対象を覚えてしまえばそれで終わりということではありません。

他の科目であれば、化学式と反応を覚えたり、光合成というような専門用語を覚えれば、またある国の首都を覚えたり、関ヶ原の戦いが起こった年を覚えればそれで点数が取れますが、英単語を覚えても、それだけでは点数が取れないのが語学系の科目なのです。

だからこそ、他の科目は一夜漬けでもそこそこの点数を取ることはできますが、英語はあわてて一夜漬けで英単語を500覚えたところで、点数は取れません。思考力の科目と言われる数学ですら、範囲内の例題を10問、その解放を理解しパターン暗記していけばすぐに点数が取れるようになるものです。

しかし英語は普段から英文に親しんでいて、英語になれていないといけません。そういった意味では毎日筋トレをして、コツコツと筋力を鍛えていくスポーツに似ているところがあるのかもしれません。

英単語は英文で覚えろと言うけれど

確かに、きちんとした実力をつけたければ、英文を大量に読んで、その中で英単語の使い方も含めて覚えていくのが一番いいでしょう。

ところが、たとえば、あと半年で受験とか、今度のTOEICテストで点数を150点アップしたいなんて考えている場合は、そんなことも言っていられません。

たとえば、受験やTOEICテストで覚えておきたい単語が3000語あったとします。簡単な単語はしょっちゅう出てくるので、1500語ぐらいの単語とは、英文を読んでいるうちに簡単に巡り会うことができるでしょう。

あるレベルの単語までは、短期で覚えてしまう

しかし残りの単語は、たとえばそれほどお目にかかる単語ではないが、ある分野においてはよく出てきてキーワードとなるような単語であったりというものもあり、そういった単語すべてにお目にかかるには、相当量の英文を読みこなさなければいけなくなってしまいます。
たとえば、contribute という単語を覚えたいとなったとき、いくつの英文を読めば、この単語が出てくるのでしょうか。

そうであるなら、まず覚えるべきは覚えてしまって、つまり単語帳でとりあえず単語をバンバンインプットし、ある程度辞書なしでもスラスラ読めるぐらいの英単語力をつけてしまうというのが、時間が限られている人の勉強法なのかもしれません。

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