カサカサした肌やあれた肌は、若々しさがなく老いてみえる原因にもなります。
肌がカサカサしたり荒れているからと、いろいろとクリームや軟膏を塗ってみても、思ったようにはよくならなかったりします。
美容と気血水
肌がカサカサしていたり荒れていて、薬を塗ってみても良くならず、それじゃといって薬をやめると以前よりも状態がひどくなったりします。
スキンケアも大切なのですが、東洋医学的な考え方でいくと、肌が若々しくないのは、皮膚表面だけに問題があるのではなく、気・血・水のバランスにも問題があるということになります。
血のめぐりが悪くなると、肌の色つやが悪くなってしまいます。
美容はしっかりとして日頃のケアから
高価な化粧品を使って、宝石で着飾り、高級ブランドの服を着ても、本当の美しさというのは内面から出てくるもので、それには体の汚れを出していかなければなりません。
しっかりと清潔にし、体をいたわることが大切です。
東洋医学の気功である導引では、1日でいろいろなところに汚れた気がたまりやすく、これらをリセットして清潔に保つことが重要だとしています。
実際に、1日外出すると、鼻の穴の中が真っ黒に汚れていたり、靴下を脱いだとき足の裏がジメジメと湿っていやな臭いになっていたりしますが、それらはそこに汚れた気がたまりやすいからなのです。
だからこそ、こうした汚れた気で体が満たされないためにも、普段から清潔にケアすることが大切になってきます。
シミにはお酒
肌の老化というのは、歳を重ねるごとに進んでしまい、これは仕方がないことです。
シミが目尻にでてきて、それが大きくなり、顔のツヤもなくなってきます。
しかし、歳相応の肌の若さと美しさを取り戻し、白い肌にしていくことはできます。
導引術の第一人者である早島正雄氏の書かれた『自分で治す気の健康術』という本の中にある方法についてご紹介します。
お湯を入れた洗面器に日本酒を半合程度いれてよく混ぜます。
その中で、顔を両手のひらでよくこすります。
お湯をつけてはよくこすることを10回ぐれい繰り返し、シミがある部分を鏡でみながら、痛くない程度に指でつまむようにしてひねります。
お湯をつけながら何回も繰り返します。
10日も続ければ肌全体が活性化されて活き活きと生まれ変わってくるようです。
ただし、お酒が肌に合わない人もいるので、その場合はすぐにやめることが大切です。
4~5日続けて吹き出物が出た場合は、一時やめて、治ったら再び続けると良いでしょう。
お酒の気が、気穴を通して体内にたまっていた毒素を排泄することで綺麗になるというようなことが記載されています。