漫画のヒロインなどは通常よりも目が大きく描かれています。
特に少女漫画ともなると、瞳が顔の半分ぐらいあるのが当たり前という世界になっています。
プリクラで写真を撮るときも、目を盛って大きくする機能などがついていたりします。
目が大きいと魅力的に見えるって本当?
漫画で目が大きく描かれるのには、「目は口ほどにものを言う」という言葉があるとおり、目の描き方によって感情をうまく表現できるというところがあるからです。
でも、漫画でなくても、プリクラでは目の大きさを盛る機能があるし、まつげエクステも、つけまつげも、マスカラも、目を大きく見せるためのものですし、コンタクトレンズも瞳を大きくするためのカラコンもよく使われます。
アイシャドーの塗り方一つとっても、目を大きくみせるアイシャドーの色と塗り方というような記事もよく見かけます。
アンケートの結果でも明らかになった美人と目の大きさ
2014年1月25日~28日、マイナビウーマンが男性243名、女性338名にインターネットで読者アンケートを行っています。
内容は、美人に見えるかどうか決まるポイントはどこか?というもので複数回答になっています。
その結果、1位:目が大きい(53.4%)、2位:スタイルが良い(38.9%)、3位:鼻筋が通っている(34.9%)となっていて、やはり、目が大きい=美人 という感覚を持っている人が多いことが証明されています。
アイメイクはやりすぎないほうが良い
目が大きいのは美人の証ということで、なるべく目を大きく見せるために、いろいろアイメイクをしますが、アイメイクをするということは瞼をいろいろといじることにつながります。
アイシャドーを伸ばすだけでも、指先やチップなどで伸ばしますが、そのとき瞼の皮膚をかなりこすっていることになります。
瞼の皮膚は薄くなっているうえ、上瞼の裏側には、眼球を守るために瞼板(けんばん)があり、それを引き上げるために眼瞼挙筋(がんけんきょきん)という筋肉がついています。
しかし、まぶたをこすったりしていると、この板と筋肉をつなげている腱がゆるんでしまったり、切れてしまったりするため、まぶたが垂れてきてしまいます。
すると瞼が垂れてきてしまい、目が開けにくくなったり、瞼が目の上に覆いかぶさったようになったり、目がくぼんできたりして、老け顔になってしまいます。
さらに下瞼にも、クマや脂肪の袋ができやすくなり、顔全体にシワやたるみにもつながります。
アイメイクをするときは、なるべく瞼をこすったり、ひっぱったりするのは控えるようにするべきなのです。
目を大きく見せたいために、アイメイクを一生懸命やりすぎると、かえって老け顔をつくってしまいかねないので、注意が必要です。