秋田と言えば、日本酒というイメージとともに、秋田美人ということで美人が多いことでも知られています。
東北地方と色白美人
東北の女性は肌が白い人が多いと良く言われます。
秋田美人という言葉があるとおり、東北地方を代表する秋田では、肌のキメが細かく色白の人が多いと言われています。
その理由としては、秋田などの東北地方は日照時間が短く、湿度が高いということが言われています。
秋田美人の秋田は、酒処としても有名ですが、この酒と美人とは何か関係があるのでしょうか。
日本酒にはいろいろな成分が含まれていて、その中にはお肌に良いとされる旨味成分でもあるコハク酸やアミノ酸も含まれています。
セリンは肌の角質内の水分や油分を保持するのを助け、肌のバリア機能を高める働きがあると言われていて、シミの原因となるメラニンの生成も抑える働きがあるとされています。
さらに、お酒にはフェルラ酸という抗菌・抗酸化作用をもった成分も多く含まれていて、エイジング効果が期待されていたりもしますが、だからといって、お酒が美肌に直接関与しているということは言えません。
もちろん、度を過ぎてお酒を飲めば、乾燥肌の原因にもなり、肌に悪影響が出てきてしまいます。
サケ風呂と美肌
酒を飲むことと、美肌の関係はあまりなさそうですが、サケ風呂となるとどうなのでしょうか。
サケ風呂の場合は、肌の汚れが体の芯から取り除かれてきます。
肌の表面の汚れはもちろん、毛穴の中の汚れも溶けだしてきますので、サケ風呂に入ったときは、手ぬぐいなどを湯で湿らせて顔に当てて、顔の汚れなども芯から取り去るようにすることがおススメです。
サケ風呂は、アルコールを入れているので、水では溶けなかった脂溶性の汚れも毛穴の奥から出てきたり、皮膚に沈着している老廃物もお風呂の湯の中に溶けだしてきます。
したがって、サケ風呂に入ることによって、湯が黒ずんだり乳白色に濁ってきたりしますが、これはサケ風呂によって体の汚れが溶け出てきて取れてきてる証拠なのです。
肌にやさしいサケ風呂
よく老人はさら湯に入るなと言ったりします。
沸かしたばかりのお風呂は、肌に対して刺激が強く精気を奪うので、老人が入ると体を疲れさせて健康に悪いというわけですが、他の人が入った後だと、その刺激が弱まります。
しかし、サケ風呂の場合は、肌に優しく、よく温まり、湯冷めもしにくく、熱くもありません。
肌に優しい湯は、湯船の中で手の平が体の表面を気持ちよくすべりますが、これはちょうど肌に良いとされる温泉の感覚と同じなのです。