パック化粧品ですが、大きく分けると2タイプに分けることができます。
1つは、顔に貼って剥がし取るタイプのもので、もう1つが洗い流すタイプのものです。
洗い流すタイプのパック
洗い流すタイプのパックの主流は、クレイパックになります。
ドロのようなものを顔に塗り、洗い流すといったスタイルですが、実はこのドロは、大地の粘土層からとれた粘土を原料にしています。
その吸着性で毛穴の詰まりの除去に効果を発揮し、されには抗炎症作用、殺菌作用などがあったりもします。
顔全体に塗って、乾いたところで洗い流しますが、洗浄力が非常に強くなっていて、肌の油分や水分も一緒に洗い流してしまうこともあります。
洗い流すタイプのパックをした後は、石鹸での洗顔はしないので、洗い流すときにパックの成分が残らないようにしっかりとすすぐことが大切です。
貼るシートタイプのパック
貼るシートタイプのパックは、シート状のパックを濡らして気になるところに貼り、乾燥したら剥がします。
シートの高い吸着性によって、毛穴に詰まった汚れや角栓を根こそぎ剥がし取る感じになりますが、やはり肌の油分や水分も一緒に取り去ってしまったりします。
パックは顔に貼ればいいの?
もちろん、シートタイプのパックは顔に貼るのですが、ただ貼ればいいというものではありません。
貼ったままにしておく時間、貼るタイミングなどきちんと考えないと、肌がきれいになるどころか、かえって肌に負担をかけてしまうことになってしまいます。
通常パックは、夜、風呂に入った後のリラックスタイムに行うのが理想です。
パックは、長い間貼っていたほうが、しっかりと汚れや角栓も取れ、効果があるのではと考えている人もいるようですが、製品のパッケージや添付文書に記載された説明どおりに使ってください。
シートタイプのパックでは、パックに含まれる水分が肌に浸透していき、パックが乾燥していきます。
しかし説明で記載されている時間を大幅に超えて貼ったままにしておくと、乾燥したパックは、今度は肌の表面から水分を吸収し始め、肌の乾燥の原因になってしまいます。
パックが終わったら、速やかに化粧水や乳液などで、保湿ケアを行うと良いでしょう。
特に剥がし取るシートタイプのパックをした後は、毛穴が開いたままになっているため、保湿ケアをした後に、保冷剤や氷をガーゼなどで包み、パックをしていた部分を冷却し毛穴を引き締めると効果的です。
パックをして汚れを落とし、角栓もとれたので、ハイ!終わり! というのではなく、パックをした後の保湿ケア、保冷剤などによる処置がポイントになります。