冷や飯のオススメ | 美容トピックス

冷や飯というと、あまりいいイメージをもった言葉ではありません。
冷や飯食いというと、他人の家に居候するという意味があり、上司にねためれて冷や飯を食わされるなどというと、冷遇されるという意味になります。

米は糖質にご注意

日本人はお米だという通り、米は日本の主食ですが、特に白米は玄米を生成して食物繊維が多いぬかを取り除いているものなので、糖質が多くなっているため、血糖値を上げやすくなっています。

もちろん糖質は体のエネルギー源として大切なのですが、摂りすぎると中性脂肪として蓄積され生活習慣病の原因にもなる肥満につながってしまいます。

できれば、白米よりも食物繊維が豊富な玄米や大麦入りご飯がオススメなのですが、やはり米といえば白米だという人もいると思います。

白米にこだわる人へ

玄米は苦手という人や、やっぱり米は真っ白い白米でないとという人もいると思いますので、そうした人へのオススメが炊き立てではなくて、冷ましてから食べることです。

冷ますことによって消化酵素では分解されない難消化性でんぷんの割合が増えてきます。

難消化性でんぷんは不溶性ですが、水溶性食物繊維と同じように腸内細菌のエサになるので、体に良い短鎖脂肪酸が産生されます。

腸内環境のことを考えると、冷えたご飯をわざわざ電子レンジでチンして温めてから食べるということはしないようが良いのです。

冷や飯を食うというと、冷遇されるという意味になりますが、腸内環境のことを考えると、むしろ冷や飯のほうが良いのです。

冷や飯というとなんかすごいまずいイメージがありますが、何も冷蔵庫で冷え切ったご飯を食べるということではなく、手をあてて熱を感じない程度の温度で十分です。

お弁当に詰めたり、おにぎりを作るときに冷ましたりしますが、その程度でかまわないのです。

レジスタントスターチ

難消化性でんぷんは、別名レジスタントスターチと呼ばれ、RS1からRS4までの4つのタイプが存在します。

RS1は、粉砕が不十分な穀粒などに含まれるでんぷんで物理的に消化酵素が作用できないもので、、パスタや全粒粉、精製度の低い穀物に多く含まれています。

RS2は、未熟なバナナや生のじゃがいもに多く含まれていて、でんぷん自体が消化されにくい構造をもつているため、調理や糊化していない生でんぷんやアミロース含量が高い高アミロースでんぷんです。

RS3は、糊化したでんぷんを冷やしたり放置した時にできる老化でんぷんで、いわいる冷や飯に多く含まれています。

RS4は、スナック菓子やパン、冷凍食品、麺類といった加工食品に多く含まれていて、酵素的、物理的、化学的処理を施した加工でんぷんが該当します。

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