抜け毛が気になる場合、生活習慣を見直してみるのもとても大切なことです。
睡眠不足をしていてストレスがたまっていたり、不規則な生活をしていると抜け毛を引き起こす誘因になってしまっていることもありますます。
頭皮ポンポンだけではダメ
抜け毛は、髪の寿命によって起こってくる自然現象ですが、抜けすぎの場合はやはり少し心配になります。
よく抜け毛や薄毛が気になる人が、ブラシで頭をポンポンと叩いていたりしますが、抜け毛に対しては頭皮の血行を良くしてあげることが大切で、頭皮の血行を良くすることで毛根に栄養を与えます。
しかし、これだけでは単なる気休め程度にしかなりません。
毛髪に栄養

抜け毛というと連想するのがこんぶやわかめです。
もちろん、これらもいいのですが、それだけでは不十分で、良質なタンパク質、ビタミン、ミネラルをしっかりバランス良く摂取することが大切です。
そもそも、いくら頭皮をポンポン叩いて血行を良くし、栄養をいきわたらせたとしても、もともと栄養不足であったりしたら、元も子もありません。
そこで毛髪は何でできているかを考えた場合、それはケラチンというタンパク質になります。
このケラチンにはシスチンというアミノ酸が多く含まれていますが、体内でこのシスチンを合成するには、タンパク質の摂取が重要になってくるとともに、ビタミンB6の補給も大切になってきます。
また、抗酸化作用と血行促進作用があるビタミンEや、髪に潤いを与えて頭皮や皮膚を健康に保ってくれるビタミンAやビタミンB2もしっかり摂取する必要があります。
さらには、抗酸化作用のあるビタミンCは、紫外線やストレスによる抜け毛を防いでくれます。
ミネラルでは、亜鉛やヨウ素が育毛促進作用があります。摂りすぎはダメですが、しっかり不足しないよう補給することが大切です。
主食は、製白度の低い玄米がオススメです。タンパク質が豊富な蕎麦もいいでしょう。
脂身の少ない肉や魚、亜鉛が豊富なカキはオススメです。
こんぶやわかめといった海藻類に加え、カボチャやニンジンなど抗酸化ビタミンを多く含む緑黄色野菜もオススメです。
抜け毛には清潔な頭皮環境
抜け毛に対する栄養面での話をしてきましたが、もちろん頭皮を清潔な状態に保つことも抜け毛予防に大切です。
頭皮を不潔にしていると、皮脂や汚れによって毛穴がつまり、頭皮の皮膚呼吸が阻害されてしまいます。
炭水化物や脂質を取りすぎると、皮脂を過剰に分泌させてフケが出やすくなり、これが抜け毛の要因になったりもします。
しっかりと先発をして、頭皮を清潔に保ち、やさしくマッサージしたりすると良いでしょう。