白い歯は、健康的で若々しく、清潔なイメージとなり、それが地震となって素敵な笑顔がよりいっそう映えるものです。
白い歯は、他人に与える印象はもちろん、自分自身への自信にもつながるものです。
「歯を白くしたい」、「歯並びをよくしたい」、「歯茎をきれいにしたい」、「よく噛めるようにしたい」、このような美容を中心とした歯の悩みや要望は多くあります。
こうしたケースに対して、口腔機能を健康に保ち、QOL（生活の質）を向上させる歯科医療が、歯科審美になります。その中の一つの手法として、オールセラミッククラウンがあります。
歯を白くする２つの方法
歯を白くするには、大きく分けると２つの方法があります。
１つ目は、歯を削らずに薬剤を使って歯を白くしていく方法です。
２つ目は、歯を削ってかぶせ物をするという方法です。
歯の状態や、どこまで白くしたいのかによって、どちらの方法にするか決まってきますが、自然な色の歯を希望する場合や、歯の神経が死んでしまって歯が黒ずんでいたりうする場合は、１つ目の薬剤を使ったホワイトニングが行われます
歯の表面にコーティングをしたり、かぶせ物をすることで、歯を白くする２つ目の方法が、審美治療です。
オールセラミッククラウンとは
オールセラミッククラウンによって歯を白くする方法は、歯の全面を削り、セラミック素材をかぶせていきます。
歯全体に変色や変形などが起こりにくく、歯肉の黒ずみも引き起こさない利点があります。
歯の表面を少しだけ削り、そこに薄いセラミックなどを張り付けることで、すっき歯や軽度の歯並び改善をするラミネートべニアという方法もあります。
歯を半永久的に白くしたい
オールセラミッククラウンは、歯を半永久的に白くしたい場合や、歯の形を変えたい場合などに有用です。
オールセラミッククラウンの素材として用いられるのは、セラミックの中でも耐久性に優れたジルコニアや、化粧品などにも使用されているアルミナ、強度としなやかさに優れている二ケイ素リチウムガラスを含有するセラミックなどです。
オールセラミッククラウンは、自然な白さの再現が可能です。
なぜならば、透明感があるので、色や形、歯並びともに審美性に優れた外見にできるのです。
天然の歯は、歯の色にグラデーションがかかっていて微妙に変化していますが、セラミック素材を使うことで、これに近いグラデーションも作れるのです。
オールセラミッククラウンをかぶせてしまえば、歯の裏側まで白さを保てますし、大きな口を開けて、歯の裏が見えてしまっても問題ありません。
さらに、虫歯や外相などで歯の欠損が大きくても処置が可能なうえ、金属成分は一切含まれていません。
さらにうれしいことに、オールセラミッククラウンは歯垢が付きにくく、金属を使用しないため金属の溶け出しによる歯や歯肉の変色もありません。
ただ、オールセラミッククラウンの場合は、健康な歯を削る量が比較的多めで、金属素材と比べると割れやすく、また天然の歯より硬いので、周りの歯や噛み合う歯を傷つけてしまう場合があるので注意が必要です。
