最近ではインナービューティという言葉が言われていますが、美容を考えたときに、肌の外側から保湿するなどのスキンケアを行うとともに、栄養をきちんと摂取して体の中から美肌を目指すことの重要さが言われてきています。
活性酸素を増やさない生活習慣
肌トラブルにはいろいろな原因があります。
皮脂分泌が盛んになってくると、酸化した皮脂や古くなった角質が毛穴に詰まって、それがにきびの原因になってしまいます。
また紫外線にあたることで日焼けを起こし、それがきっかけとなって色素沈着が起こり、シミやそばかすの原因になってきます。
さらに加齢によるたるみやくすみ、肌の乾燥などによって起こってくるカサツキやシワなど、いろいろな肌トラブルがある中で、その大きな要因となっているのが、活性酸素になります。
過剰な活性酸素は、肌にとって悪影響を及ぼしますが、生活習慣の乱れ、紫外線への対策不足、ストレス、ハードな運動などで増加してしまいます。
正常な肌のターンオーバーも、睡眠中に分泌されるホルモンによって促されるので、美肌づくりには毎日の睡眠も大切になってきます。
以上のように、美肌のためには正しい生活習慣がとても大切になってきます。
お肌のための栄養素
肌のために良い栄養素は、良質な蛋白質、ビタミンB群、ビタミンCなどになります。
肌の調子を整えていくためには、その材料となる良質な蛋白質が必要となりますし、その代謝にかかわるビタミンB群も重要な役割を果たします。
さらにビタミンCは肌のコラーゲンの合成に必要です。
蛋白質は肉・魚・大豆製品、乳製品を多く摂るようにして、ビタミンCは、野菜や果物、いもなどにも多く含まれています。
また肌のためには活性酸素の働きを抑える優れた抗酸化作用をもつβ-カロチンが豊富な緑黄色野菜や、ビタミンEが豊富なナッツ類などを意識して食べるようにすると良いでしょう。
シワやたるみに有用なのは
シワや肌のたるみは、加齢による筋肉の衰えによってでてきますが、これは自然な老化現象なのでしかたありません。
顔のマッサージを行ったり、表情筋を鍛えるような訓練をしたりする人もいます。
カツオは良質な蛋白質の宝庫で、さらにその良質な蛋白質の代謝を助けるビタミンB6もしっかり含んでいますのでオススメの食材です。
ブロッコリーは、抗酸化作用をもったビタミンであるβ-カロテン、ビタミンC、ビタミンEを豊富に含んでいます。
牡蠣は、肌の新陳代謝を促す亜鉛や鉄などのミネラルを豊富に含んでいます。