腸内環境が乱れからくる肌荒れ | 美容トピックス

美肌と腸内環境はどのように関係があるのでしょうか。

便秘は肌荒れの原因

便秘薬の効能をみてみると、便秘の他に、便秘に伴う肌荒れというような効能があり、便秘と肌荒れはこれからも関係が深いということがわかります。

便秘が続くと、老廃物がうまく排泄されきっていないので、それらが血中を巡ることで、血流が悪くなり、新陳代謝も低下して、肌が乾燥したり、くすんだり、ニキビや吹き出物といった肌のトラブルが起こってきます。

ホルモンも美肌と関係が深く、便秘自体がストレスになったり、生理前になるとニキビなどの肌トラブルが起こりやすくなるのも、ホルモンが関係しています。

黄体ホルモンは、水分やナトリウムを貯留する働きがありますが、これにより腸管壁もむくみがちとなり、生理前などでは便秘傾向になる人も多いのです。

健康な肌、美肌のためには、しっかりと必要な栄養素を摂り、正常なホルモン分泌がされていることが大切で、栄養素の効率よい吸収も、正常なホルモン分泌も腸内環境が乱れているとうまくいきません。

肌荒れを引き起こしているもの

便秘になり、老廃物がうまく排泄されず、便が腸内に長時間対流することにより、悪玉菌が増えて腸内に悪玉菌が増えてくると、それらが蛋白質をエサにしてフェノール類を作り出します。

このフェノール類が腸から血液に入り、肌まできて蓄積されていくと、表皮細胞の新陳代謝を妨げて、肌荒れを引き起こす原因になります。

さらに悪玉菌により生成されたアンモニア硫化水素なども腸から吸収されて全身を巡り、肌に到達します。

一方で、腸内環境が悪化すると、ホルモンの分泌も乱れ、女性ホルモンのエストロゲンが減少してしまいます。

エストロゲンはコラーゲンを生成して、肌に潤いを与えているホルモンなので、これが減ることで肌も色つやがなくなり、水分不足になってカサカサになってしまいます。

腸内細菌が作り出す美肌の元、エクオール

通常は、大豆製品などを摂取することで、腸内細菌が大豆イソフラボンであるダイゼインからエストロゲンと似たような作用をする『エクオール』を生成し、これでエストロゲンの不足を補います。

大豆イソフラボンには、糖がはずれて吸収されやすい「アグリコン型」と、糖がついて吸収されにくい「グリコシド型」があり、「アグリコン型」はさらに「ダイゼイン」、「ゲニステイン」、「グリシテイン」があります。

この中の、ダイゼインからエクオールが生成されていきます。

しかし、日本人はエクオールを作れる腸内細菌を持っている人が2人に1人とも言われていますので、こうなると肌荒れ解消には善玉菌を増やしていくことが重要ということになります。

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