腰の周りが重くてだるい、下半身が痛いといったような体のゆがみに伴う不快感や痛みはつらいものです。
こうしたゆがみを改善することで、若々しい体を手に入れることができます。
器具がいらない気の行法
体のゆがみにより、腰や下半身が重だるく不快感がある場合は、東洋医学では体のゆがみを改善し、気の流れを良くするといった治療法がよく行われます。
こうした気の行法は、特別な器具を必要としないので、いつでもどこでも、ちょっとした時間で行うことができます。
簡単にできる坐行
体のゆがみを直し、ゆがみによりたまっていた邪気を体からなくすことで、若々しい体に変わっていくための『気の行法』には、座って行う『坐行』と、立って行う『立行』の2つがありますが、素人でもやりやすいのは、座ってできる『坐行』になります。
『坐行』は座って行うので、体力をあまり使わないため、比較的体力に自信がない人にも向いています。
坐行では、気の流れをスムーズにすることが大切で、はじめは意識を集中させて体を動かすだけで問題ありません。
慣れてきたら、自然に気が体をめぐるのがわかるようになってきます。
自分の毎日の生活を考えて、立ち仕事が多い人であれば足を、ディスクワークが多い人なら首筋をというように、酷使している部分、負担やひずみが溜まっていると思われる部分、疲れ安い部分の気の流れを促すものを選んでやっていくと良いでしょう。
坐行は、1日2回、食後2時間以上経過した空腹時に行うようにします。
朝食前と就寝前がやりやすいかと思います。
腰から足先の気の流れを良くする坐行
まずは、座ってあぐらをかきます。
そこから、ももの上に乗せていた足を膝の前におろし、、両手の親指を中に入れて軽く握り、型に力が入らないように、両ももの上の自然な位置に置いて、普通の自然な呼吸で、そのまましばらく休みます。
次に両足をゆっくりと前方に延ばし、伸ばしきったら、足の裏が前を向きつま先が上を向くようにかかとをそろえて床につけます。
その体制から城藩士をゆっくりと倒すとともに、両手を前に伸ばして、両腕を公差させて足の指を握ります。
この姿勢でできるだけ両足を前に伸ばし流れ、手でそれを後方にひっぱり返すようにします。
もし足の指がつかめないようであれば、同じような格好をして、つま先を自分の体の方へそれすとよいでしょう。
この姿勢を30秒から1分くらい続けますが、最初苦しかったり慣れなかった場合は、5~6秒からはじめてもいいでしょう。