髪を洗う時、まず使うのがシャンプーで、泡立てて髪の汚れを落とします。
その後に、リンス・コンディショナーを使ったりしますが、このリンス・コンディショナーとヘアトリートメントはどう違うのでしょうか。
リンス・コンディショナーとヘアトリートメント
リンス・コンディショナーは、髪の表面に保護膜を作って守るアイテムになります。
髪は傷むとマイナスに帯電しますが、リンス・コンディショナーに含まれているプラスの電荷をもったカチオン界面活性剤が傷んだ部位にくっついて、髪をコーティングします。
こうすることで髪表面に保護膜を作り、保湿や静電気の抑制効果を発揮し、指どおりが良い髪に仕上げ、手触りやツヤをよくしていきます。
一方、ヘアトリートメントは、リンス・コンディショナーよりも深い層に浸透し、髪を補修・保湿していきます。
ヘアトリートメントは、タンパク質など欠損した毛髪の構成成分を補っていきます。
リンス・コンディショナーとヘアトリートメントを両方使用する場合は、より深いところに作用するトリートメントを先に使用し、その後にリンス・コンディショナーを使うようにします。
2つのタイプのヘアトリートメント
トリートメントには2つのタイプがあり、使いかたが異なってきます。
インパストリートメントはお風呂がでシャンプ―の直後に使うもので、アウトパストリートメントは洗い流さないトリートメントとしてお風呂から出た後に使用します。
インパストリートメントは、シャンプー直後の髪につけることで、毛髪内部に浸透していきます。
シャンプー直後は、髪が濡れていてキューティクルも開いているので、コンディショニング成分が深い層まで届きやすくなっています。
一方、アウトパストリートメントは、主に買いの表面に作用し、油分などで被膜をつくり毛髪をコーティングすることで、水分保持力を高め指どおりやツヤを改善します。
アウトパストリートメントは、濡れた髪でも乾いた髪でも使えたり、スタイリング機能を兼ね備えているものなどがあります。
インパストリートメントとアウトパストリートメントの特徴
インパストリートメントは、毛髪内部にまで浸透していくもので、浸透性に優れていますが、コルテックス内のマトリックスというタンパク質をダイレクトに補ってくれます。
タンパク質や細胞間脂質(CMC)など、毛髪の構成要素と同じ成分を配合しているものがオススメです。
具体的な成分としては、コレステロールやセラミド、18-MEAといった成分が、細胞間脂質(CMC)の一種になります。
アウトパストリートメントは、毛髪の表面で被膜を作るもので、油分やシリコンなどが配合されています。