化粧品と料理のレシピ | 美容トピックス

料理は、単に美味しければいいというものではありません。いくら美味しい料理でも、盛り付けが雑でごちゃごちゃしていたら、せっかくの美味しさも半減してしまうものです。

化粧品は単にスキンケアできればいいの?

化粧品、特に保湿などのスキンケアを目的とした基礎化粧品についていうと、もちろん一番大切なのはその保湿機能になります。

しかし、多くの人が、その保湿機能だけを比較して商品を選んでいるわけではありません。

例えば、健康食品の青汁を選ぶとき、金銭的なことは置いておくとしたら、もちろん選択の一番の基準になるのは、体にいいものであるかどうかになると思います。

しかし、どうせなら、体にいいものでありながら、飲みやすい、できれば美味しいものがあったら、そちらのほうがいいに決まっています。

化粧品も同じで、ただ単に保湿作用に優れているというだけでなく、つけ心地が良いというプラスアルファの特徴があれば、それによって気分が良くなったり、テンションが上がったりするものです。

料理でいうコクや口あたりを加える化粧品成分

基礎化粧品を料理に喩えると、当然なくてはならないのが、健康に良い成分ということで、これは保湿化粧品なら保湿成分になります。

そして美味しい料理をさらに引き立たせるコクや口あたりを加えてくれる成分、これがエモリエント効果をもった油性成分になります。

エモリエントとは、水分の蒸散を抑えて肌を柔軟にする働きになります。
化粧品の奥深いところは、単にコクや口あたりにあたるエモリエント成分を適当に加えているわけではありません。

そこには緻密な計算があるのです。

一言で化粧品の使用感といっても、肌につけた瞬間に感じる感覚、肌になじむかでに感じる感覚というようにいろいろと変化していきます。

香りの時間差攻撃

化粧品の使用感といえば、テクスチャーもそうなのですが、香りがあります。

香気成分も、香りによって揮発性が強く瞬間に強く香るトップノート、中間的なミドルノート、瞬発性はないが香りが持続するラストノートなどがあります。

これらを組み合わせることにより、時間とともに香りの変化を楽しむことができるのです。

エモリエント成分も使い分け

香気成分が、トップノート、ミドルノート、ラストノートというように使い分けされるのと同じように、エモリエント成分もその種類によってその使用感が大きく変わってきます。

乾燥肌がひどい人向けにはワセリン、ベタベタするのが嫌だという人にはなめらかなジメチコンといったように隠し味が違ってくるのです。

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