体重は減ったのに、体脂肪率が増えてるってどういうこと? | 美容トピックス

食べたいものを抑えてはじめたダイエット。
体重が減ったのはいいけど、体脂肪率が増えちゃって。。。
なんで、体脂肪率は減ってくれないの?

最近では、体重計も体脂肪率が測れるものも増えてきていて、毎日体脂肪率を測定しているという人も多いかと思います。
確かに、ダイエットしていて体重は減ったんだけど、体脂肪率が減らなくてという人は多いようです。

体脂肪計のしくみを知る

体重は減っても体脂肪率が増えるということですが、体重はそのまま体重を測定しているのですが、体脂肪率っていったいどうやって測定しているのでしょうか?

まさか、体を分解して脂肪だけ取りだして測定しているわけではないはずなのに、なぜわかるのでしょうか。

体脂肪計は、体に軽い電流を流して、その電気抵抗、つまり電流の通りにくさを調べることによって、体の中の脂肪の割合を測定しているのです。

体の中の水分量が増えれば、もちろん電流は通りやすくなります。
逆に脂肪は電気を通しにくいので、脂肪が多いと電気が流れにくくなり、体脂肪率が上がるというわけです。

水分のことをよく考える

ダイエットだといって運動をして汗をかいてから体重計にのれば、汗で体の水分が失われて減っているので、電気は流れにくくなります。つまり体脂肪率が増えるという結果になります。

人間の体は60~70%が水分でできているので、体の中の水分量の変化は、体脂肪計での体脂肪率の測定結果に大きな影響を与えます。

例えば、簡単な例として、水を飲んでから体重計にのります。その後、入浴をしサウナに入り、汗をたっぷりとかいてから体重計にのります。
汗をかいた分、体重は減ります。しかし、汗をかいて水分がでてしまっているので電流が流れにくくなり体脂肪率は逆に上がります。
入浴の前後では、体脂肪率が3%違うなんていうことは、当たり前のように起きるのです。

時間帯によって体脂肪率が違うのはなぜ?

入浴前後で体脂肪率が違うというのはわかるけど、例えば朝と夕方で体脂肪率が違うのはなぜなの?

もし、体重計にのって、足に電流を流して体脂肪率を測定するタイプなら、次のような理由が考えられます。

夜寝ているときは、体の水分分布は体の中心部に集まっています。
朝起きて活動をはじめると、水分は次第に手足の方に多く分布するようになってきます。
1日立ち仕事などをしていると、重力によって水分が足にたまりやすくなっています。
したがって、朝は体脂肪率が低く出て、夕方は体脂肪率が高く出るのです。

体脂肪率はいつ測ればいい?

体脂肪率は、一番安定している時間に測るのが、日によっての変動が少なくて良いでしょう。
そしてその時間とは、夜入浴してから2時間後の寝る前が良いでしょう。
毎日、なるべく同じ条件で測るために、できるだけ同じ時間帯、同じ条件で測ることが大切です。

体脂肪率の上手な測り方

よくある体重計に乗るような感じで、足に電流を流して測定するタイプの体脂肪計ですが、この場合、両足のひざや太ももがくっついていると、電流の流れ方が変わって正確な値が出なくなるので、両足のひざや太ももがくっつかないようにして立つようにします。

水がついていると、そこで大きな誤差になるので、水やゴミ・埃はきちんと拭き取ってから測るようにします。

最新情報をチェックしよう!