かゆみを感じやすい弱い肌は、2つのタイプがあります。
敏感肌とデリケート肌です。
すぐにかゆくなる敏感肌とデリケート肌
『敏感肌』は、いわゆる乾燥肌で、乾いているためにかゆみを感じやすくなっています。
カサカサしていたり、荒れている状態になっています。
こうした肌には保湿が必要になってきます。
『デリケート肌』は、かぶれやすくかゆみに過敏になっている肌です。
もし、化粧水がしみたり、ヒゲを剃っているとすぐにカミソリ負けをするというような場合は、デリケート肌の可能性があります。
こうしたデリケート肌は、薬や化粧品をつけると、しみたり、痛かったり、かゆくなったりする場合が少なくありません。
デリケート肌の場合も保湿が大切ですが、かぶれないようにすることも大切になってきます。
効果的な保湿剤の使い方
肌のバリアには、角質層のセラミドが大切です。
セラミドは水分を肌の中に保っておく最強の物質ですので、セラミドが配合されている保湿剤を使ってケアするのが最も効果的と言えます。
保湿剤はシワに沿って塗れ
保湿剤は、シワに沿って塗ると効果的です。
シワに沿って塗ることで、シワの中に保湿剤が入り込み、塗りムラがなくなるからです。
保湿剤は風呂上り後10分以内に
また、塗る時間帯ですが、風呂上り後10分以内がオススメです。
風呂上りは皮脂膜が洗い流されて肌が乾きやすい状態になっています。
入浴でうるおった水分も、10分もすれば蒸発してしまいなくなってしまいます。
風呂上り後の10分が勝負です。この時間帯に、肌のほてりを冷ましてから、スピーディーに保湿するのが良いでしょう。
保湿剤、塗るならたっぷりと
保湿剤はたっぷりと塗ることをオススメします。
もちろん、いろいろな製剤があるので、すべてのものに当てはまるものではありませんが、ほとんどのものは、テカテカとするくらい塗るのが目安です。
軟膏やクリームをたっぷり塗っても、上の方にある成分は肌と接触していないので無駄だから、薄く薄く塗るものだという考え方もあります。
有効成分が入った医薬品であればそうですが、肌に保湿を与えるには、しっかりと肌の周りを保湿成分で覆ったほうが良いのです。
塗り終えた後に、ティッシュペーパーで軽く押さえて、ティッシュペーパーが貼りつくようなら十分な量が塗れたという感じでよいでしょう。