ゴルフと言えば、中高年でも楽しむことができるスポーツで、ゲーム性もあり、素人レベルで楽しむ程度であれば、バリバリに筋トレする必要もなく、運動強度はさほど高くはありません。
ゴルフというスポーツの特性
ゴルフは、プロとしてそれで飯を食っていくというのであればぜんぜん次元が違ってきますが、つきあい程度に仲間とラウンドを楽しむ程度であれば、それほど運動強度は高くないですし、緑に囲まれたコースの中を歩き、健康にも良さそうです。
ゴルフというと、仲間とゴルフをしてスコアを競うというイメージがありますが、意外にも「競争相手は自分!」という人もいます。
ゴルフは屋外で行うので、自然からのいろいろなイレギュラー要因を抱えることになります。
雨が降って芝が滑ったり、泥がつきやすくなったり、突然風が吹いてきたり、なかなか思うようにはいかず、思い描いたようにはなかなかプレーが進んでくれません。
また、自分がミスをしてしまっても、相手がもっと大きなミスをすれば相対的に自分の順位は上がっていくという不思議な要素もあり、精神的にもいろいろと響いてくるスポーツと言えます。
ゴルフの1ラウンドは18ホールですから、なかなかの長丁場となります。
グリーン上での繊細なパットなど、プレイ中の集中力が求められるスポーツでもあります。
プロゴルファーも利用しているBCAAとは
そんな中、プレイ中の集中力が切れないように、そしてスタミナ切れにならないように、プレイ途中の栄養補給も大切になってきます。
そして、多くのプレイヤーが栄養補給に使っているのがBCAAです。
BCAAとは、Branched Chain Amino Acidの略で、分岐鎖アミノ酸になります。
具体的には、バリン、ロイシン、イソロイシンの3つのアミノ酸がBCAAになります。
このBCAAは、特に筋肉内で代謝反応するアミノ酸ですが、BCAAをこまめに摂取することによりプレイ中の集中力がしっかりと維持できるようになります。
プレイ中のBCAA補給が集中力の維持に良い理由
BCAAは、トリプトファンというアミノ酸とのバランスが重要になってきます。
プレイ中には、筋肉を使ったり、長いコースを長時間歩いたりしていると、BCAAが激しく消費されていきます。
すると、血中のBCAAが減り、相対的に血中のトリプトファンが多い状態になってきます、
すると、血液脳関門を通して、脳内にトリプトファンが優先的に取り込まれていくようになるのですが、このトリプトファンは脳内でセロトニンという神経伝達物質の材料になります。これが集中力を途切れさせてしまうきっかけになるのです。
だから、ゴルフのプレイでBCAAが消費され、血中濃度が下がってくると、相対的にトリプトファンの量が増え、集中力低下につながっていってしまうのです。
ゴルフの他にも、長時間の運転であったり、夜勤などのときは、BCAAを補給すると、集中力の維持に役立ちます。