ショートスリーパーになるにはどうしたら良いのか | 健康トピックス

睡眠時間をたっぷり1日10時間ぐらいとらないとという人がいる一方で、毎日睡眠時間は3~4時間で足りるという人もいます。

ショートスリーパーというと、睡眠時間が短いので、起きている時間が長くなるということですが、起きている時間が長いということは、それだけいろいろなことができるので、うらやましい、自分もできることなら訓練してでもいいのでショートスリーパーになりたいと思う人もいるかもしれません。

ショートスリーパーの偉人

ショートスリーパーの偉人というと、ナポレオンを連想する人も多いと思います。
ナポレオンの4時間睡眠とも3時間睡眠ともいわれるとおり、ナポレオンの睡眠時間が1日3~4時間だったことは有名です。

ナポレオン以外にも、エジソンも睡眠時間が短かったことで有名です。

現代社会においても、著名人や実業家の中で、短時間睡眠で活躍している人も多くいるために、ショートスリーパー=成功者というイメージすらあり、ショートスリーパーに憧れる人もいるくらいです。

訓練してもショートスリーパーにはなれない

もしショートスリーパーになれたら、1日の睡眠時間が8時間のところ3時間とまでいかなくても4時間にできたら、1日4時間自由な時間が増える、できることなら少しぐらいの修行で習得できるなら、ぜひともショートスリーパーになりたいという人もいるかと思いますが、残念ながらショートスリーパーは訓練してなれるものではありません。

スタンフォード大学では、6時間未満の睡眠時間でも健康を維持している親子に注目して研究を行った結果、その親子は『時計遺伝子』に変異があるということがわかりました。

そして、この親子と同じ遺伝子をもつマウスを作ってみたところ、ショートスリーパーは遺伝子によって決まるということがわかりました。

つまり、ショートスリーパーであるかどうかは、生まれながらの特異体質のようなものであることがわかり、しかもこのようなショートスリーパーの『時計遺伝子』をもつ人は、全体の1%未満程度であるとも言われています。

つまり、もしショートスリーパーであるならば、かなりめずらしい存在といえるのかもしれません。

ショートスリーパーだと、睡眠時間が短いので、睡眠不足による免疫力の低下や疾病リスクの上昇があるのではないかと心配になりますが、ショートスリーパーにはあてはまらず、短時間睡眠でもしっかり健康を維持できるのがショートスリーパーなのです。

ショートスリーパーだけが偉人じゃない

ちなみに、ショートスリーパーだから偉人というわけではなく、ロングスリーパーの中にも偉人はいます。

例えば、相対性理論といえばアインシュタインですが、アインシュタインは1日の睡眠時間が10時間以上のロングスリーパーでしたし、大谷翔平選手も1日の睡眠時間をたっぷり10時間とることが知られています。

ロングスリーパーは、だいたい全体の3~9%いるとされています。

イメージ的には、成功者=ショートスリーパーというような印象があるかもしれませんが、実際のところは成功者と睡眠時間はまったく関係ないのです。

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