チェリーの生理機能成分 | 健康トピックス

チェリーというと、人によって連想するものが違うかもしれません。

一般的には、「サクランボ」を連想する人がほとんどだと思いますが、ギャンブル好きの人だと、スロットの小役のチェリーを連想するでしょうし、スピッツの『チェリー』という曲を連想する人もいるかもしれません。
また、ヴァージンを連想する人もいると思います。

スピッツのチェリー

サクランボに含まれている生理機能成分の話をする前に、ちょっとだけ寄り道をして、スピッツの曲である「チェリー」をご紹介します。

スピッツの曲は、そのまま歌詞を読んだだけだと何を言っているかわからず、人によって解釈が異なってくるような曲が多くなっています。

そこがスピッツの味なのかもしれませんが、ヒット曲である「チェリー」もいろいろな解釈ができる曲だと思います。

そこで、スピッツの「チェリー」はサクランボと関係があるのかというと、サクランボと直接関係はないと言えるでしょう。

作詞・作曲したスピッツのボーカルでもある草野正宗さんは、「チェリー」には、「ヴァージンという意味もあるけど、桜は春に咲く花、そういう意味でも何かから抜け出す、出発するようなイメージ」という意味が込められているそうです。

チェリー(サクランボ)の原産

さて、話を本題の食べるサクランボに戻したいと思います。
サクランボの産地といえば、新幹線の駅名にもなっているくらい有名なのが山形県ですが、山形県は日本全国の生産量の約7割を占めています。

山形県の他には、青森県や秋田県といった東北地方の県が上位を占めています。

現在、市販されているサクランボの品種が日本に伝わったのは明治の初期ぐらいといわれていて、原産地としては、アジア北西部及び黒海沿岸とされています。

チェリー(サクランボ)の生理機能成分

チェリーは、清涼感のあるさわやかな甘味が特徴的ですが、その甘味の正体はソルビトールです。

ソルビトールは、バラ科の果物に多く含まれていて、水分を吸収して便の量を増やす働きがあります。さらにサクランボには食物繊維も多く含まれているので、腸内の善玉菌を活性化して、便秘解消にオススメの果物になっています。

その他、栄養成分としては、血圧の上昇を抑える働きがあるカリウム、エネルギー代謝を活発にするアスパラギン酸が含まれていて、疲労回復効果も期待できます。

赤味が強いアメリカンチェリーには、アントシアニンが多く含まれ、黄色味が強いチェリーは、β-カロテンが多く含まれていますが、いずれも強い抗酸化作用があります。

サクランボの含まれているアントシアニンであるシアニジンは、優れた抗酸化作用があり、腸からの吸収が速く、コレステロールの吸収を抑制すると言われています。

賢いチェリー(サクランボ)の選び方

サクランボを選ぶときは、軸が青々としていてしっかりしたものを選ぶといいでしょう。

果実部分は、色が鮮やかでツヤがあるものが良く、黒ずみがないものが良いでしょう。

アメリカンチェリーの場合は、色が濃いほうが味は甘くなっています。

サクランボを美味しく食べるには、買ってから2日以内に食べることをオススメします。

なぜならば、サクランボは日持ちがしないうえに、冷蔵庫に入れると甘味が失われてしまうからです。

最新情報をチェックしよう!