チョコッと体にいい話 | 健康トピックス

今年もバレンタインが近づいてきました。

最近では本命チョコ義理チョコも買わないという人が増えてきているようですが、逆に自分へのご褒美チョコであったり、女子同士で可愛いチョコレートを贈りあういわゆる友チョコみたいなことも行われていたりします。

人気のベスト3チョコ

人気のチョコというと、やはりチョコといえばベルギーというところでこんなものがあげられます。

ピエールマルコリーニ(ベルギー)

ヴィタメール(ベルギー)

デルレイ(ベルギー)

チョコレートの健康効果

チョコレートというと甘くて糖質と脂質の塊のようなもので健康に悪いお菓子というイメージがありますが、チョコレートの原料となっているカカオはポリフェノールの塊みたいなものです、
カカオポリフェノールは非常に強い抗酸化作用を持っています。

最近では『チョコレートの健康効果』ということでテレビや雑誌でもとりあげられたりもしています。

45~69歳の347人(男性123人、女性224人)に、4週間、カカオポリフェノールを多く含むチョコレートを毎日5g(5枚:150kcal)を摂取したところ、いろいろな結果がでています。

実際に、チョコレートの大手メーカーである明治製菓が日本人を対象として行った大規模調査によると、チョコレートによって、血圧が低下し、HDL(善玉)コレステロールが増え、さらにはBDNF(脳由来神経栄養因子)が上昇したということが報告されています。
さらに炎症指標や酸化ストレス指標の低下もみられています。

血圧を下げるカカオポリフェノール

カカオポリフェノールは、小腸から吸収されていきますが、炎症を軽減させる働きがあります。
炎症が起こると血管が狭くなり、酸素や栄養素を運ぶ赤血球が通りにくくなってしまいますが、カカオポリフェノールが炎症を軽減することで、血管が広がり、赤血球が通りやすくなります。

チョコレートだったら何でもいいの?

健康にいいと言われても、やはりチョコレートは砂糖やミルクがいっぱい入っていて、体に良くないというイメージがあります。
たとえ血圧が少しさがったり、HDL(善玉)コレステロールが増えたとしても、メタボの原因になる肥満になったりするのではないかと心配という人もいると思います。

実は、チョコレートで健康に良いということでオススメなのは、『カカオ含有量70%以上』のものなのです。
カカオ含有量が多くなればなるほど、味は苦みのきいた大人の味となっていきます。

カカオ90%を超えると、お菓子のチョコを想像して食べると、何か別の食べ物ではないかと思うくらい苦みがあります。

チョコレートもカカオ含有量70%以上でないと、カカオポリフェノールのメリットが十分に出てこず、逆に砂糖やミルクの摂り過ぎによるメタボの原因になるリスクが増えてきてしまいます。

カカオ70%だったらメタボの心配はない?

実験においては、4週間連続で72%の高カカオポリフェノールチョコレートを1日25g摂取した実験では、メタボリック症候群につながっている体重増加やBMIの増加は見られていません。

もちろん、いくらカカオポリフェノール高含有のチョコレートだからといって、食べすぎればいけませんが、70%以上の高カカオポリフェノールチョコレートであれば、1日25g程度であれば、肥満・メタボを気にせず、健康に良いものとして摂取していってかまわないでしょう。

認知症にもカカオポリフェノール

血圧の低下、HDL(善玉)コレステロールの増加に加え、カカオポリフェノールには、BDNF(脳由来神経栄養因子)を上昇させる働きがあります。

BDNFは、脳内で記憶形成を担っている海馬に高濃度で存在していて、このBDNFの発現を約半分に減らしたマウスでは、学習能力が低下することが報告されていることから、カカオポリフェノールは、記憶や学習効果にも大きな影響を与えていることが考えられています。

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