ドライアイは目が乾いているだけではなかった | 健康トピックス

ドライアイというと、その言葉どおり目が乾燥してショボショボするというイメージを持っている人が多いと思います。

現代人の症状として多い疲れ目を訴えている人の半数以上がドライアイと言われています。

ドライアイとは

ドライアイは、直訳すると『乾いた目』となりますが、医学的な定義は『涙の異常によって角膜や結膜が傷ついた状態』となっています。

つまり、目が乾くだけではなく、角膜や結膜が傷ついているのです。

ドライアイになると、目がショボショボしてきて開けているのがつらかったり、目が充血したり、視界がぼやけてきたりします。

ドライアイだからといって甘くみていると、目の乾燥によって目の表面が傷つき、重度の視力障害を引き起こす可能性もあるのです。

涙は目の乾燥を防ぐとともに、異物を洗い流したりする働きもあり、目を保護しています。
さらに、角膜は血管が通っていない組織ですが、ここに酸素や栄養を運んでいるのも涙なのです。
つまり、涙は「目の血液」といっても過言ではないのかもしれません。

しかし、『ドライアイ』になると涙本来の働きが十分に発揮できなくなり、目にさまざまなトラブルが起こってくるのです。

涙とドライアイとまばたき

涙の成分はほとんど水ですが、水以外には、ナトリウム、カリウム、カルシウム、ビタミンA、ビタミンC、ブドウ糖、アルブミンなどの血液と同じ成分がふうまれていて、さらに細胞成長因子も含まれていて、目の表目の傷を治しています。

この涙をきちんと目の表面に送り込むポンプの働きをしているのが、まばたきなのです。

だから、人間は目が乾きそうになると無意識にまばたきをしているのです。

まばたきの回数は、通常は約3秒に1回ですが、集中してものを見ていると6秒に1回くらいになります。

さらにコンピューター作業時には、約9秒に1回、携帯メールを打っているときは約11秒に1回と回数が減ってきます。

それにより、涙が蒸発して、目が乾きやすくなるのです。

涙の分泌量は、日中よりも夜間にぐっと減るのですが、ドライアイぎみの人が夜間、電車の中でスマホをいじり携帯メールなどという行為はNGと言えます。

ドライアイの原因は、加齢で涙の量が減ってきたりするほか、パソコンをよく使うといったことも原因と言われています。

普段からできるドライアイ対策

普段からできるドライアイ対策をご紹介します。

ドライアイは、まばたきの回数が減ることにって、目が乾燥しやすくなり起こってきます。

細かい仕事をするときは、意識してまばたきをするように心がけましょう。細かい仕事はついつい集中してまばたきをせずに長時間目いるとドライアイになりやすくなります。

パソコンで作業している場合は、適度に休憩を入れて目を休ませることも大切です。

エアコンの風が直接あたらないように座る位置などを考えます。

軽いドライアイの場合は、こうした日常の生活を気をつけれだけで、症状がおさまってくることもあります。

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