ハーブティーの抽出とそのコツ | 健康トピックス

ハーブティーは、熱湯または水の中にハーブを浸して、有用成分を抽出させます。
熱湯または水で抽出しているので、主に植物の水溶性の成分が抽出されてきます。

ハーブティーにするのに適しているのは、植物のやわらかい部分で、主に花や葉になります。

ハーブティーの2つの淹れ方

ハーブティーを入れる方法として、おもに2つの方法があります。
熱湯を使う場合と、水を使う場合です。

熱湯の場合は、鍋で水を沸かし、沸騰したお湯の中にハーブを入れてハーブディーをつくります。鍋ではなく、ティーポットに注いで作ることもあります。

一方、水を入れて作る場合は、アイスハーブティーとも言われ、夏の暑い時期によく好まれ、水だしハーブティーなどとも呼ばれたりします。

ハーブティーは、水の温度で抽出される成分も変わってきて、当然、味も変わってきます。
カフェインやタンニンなどは熱湯でないと抽出されないので、水だしハーブティーにすると、カフェインやタンニンの量を少なくすることができます。

ハーブティーを淹れる前に

ハーブティーを入れるまえに、前処理をする場合があります。

例えばローズヒップは硬い実があったり、リンデンのように葉が大きいハーブは、使う前に細かくカットしたり、すりつぶしたり、砕いたりしておきます。

こうすることで、表面積が大きくなり、効率よく有用な成分を抽出することができます。
細かく粉砕するのは、使う直前がオススメです。なぜならば、粉砕して保管すると酸化が進んでしまうからです。

ハーブの種類や部位によって抽出時間や方法が変わる

ハーブは種類や部位によって抽出時間や抽出方法が変わってきます。

ハーブティーを熱湯で作る場合は、95℃以上がオススメです。

お湯の温度が違うと、溶けだしてくる成分の割合が少し違ってきます。

熱湯で淹れると、せっかくのビタミンCが壊れてしまうのではと思われるかも知れませんが、ハーブのビタミンCは完全には壊れず、抽出液中にでてきます。

一般的に言うと、花や葉をつかったやわらかい部位のハーブは、約3~5分熱湯で抽出すると有用成分がでてきます。

根や種子などの場合は、成分が抽出されてくるのに時間がかかるので、10分以上熱湯に浸したり、水の場合は10~20分浸します。

抽出している間は、鍋やティーポットのフタはするようにします。

なぜならば、せっかくの揮発性成分が逃げてしまうからです。

抽出するには、アルミ製や鉄製の鍋や容器は避け、磁器やホーロー製、耐熱ガラス製、ステンレス製などがオススメです。なぜなら、化学反応を受けないからです。

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