メロンの健康成分と選び方 | 健康トピックス

メロンは、芳醇な香りと甘みというイメージですが、意外にも約90%は水分です。

さらにカリウムも豊富に含まれているので、水分調節や高血圧の予防に効果が期待できます。

夏の疲れにオススメのメロン

メロンの甘みは果糖、ショ糖、ブドウ糖などで、これらの糖分は体内で速やかに吸収されエネルギーになりますので、夏の疲労回復に期待できます。

メロンの特徴としては、食物繊維が少なく、これらの糖質が多いため、エネルギー補給として適しています。

夏、運動したあとの水分補給、さらには糖分補給によるエネルギー充填、そしてメロンにはクエン酸も含まれていますので、疲労回復効果が期待できます。

まさに、メロンは夏の疲れにオススメのフルーツです。

メロンの健康成分

メロンには、γ-アミノ酪酸(GAVA)が多く含まれています。GABAは、血圧の上昇を抑え、コレステロール値の低下作用が期待できます。

脳内の血流を即死し、神経伝達物質を活性化し、老人性認知症予防・改善にも効果が期待されています。

さらに、血小板の凝集を阻害して血栓を防止するといわれているアデニシンが含まれています。

活性酸素を取り除く強い抗酸化作用をもったβ-カロチンも含まれています。
β-カロチンは、温室ものよりも露地もののほうが多く含まれていて、その中でも赤肉種に多く含まれています。

メロンの種類

メロンは、果肉の色で分類すると、青肉、赤肉、白肉の3つに分類することができます。
別の分類でいくと、温室メロン、ハウスメロン、露地メロンに分けることができます。

温室メロンは、温度と水分が管理された温室の中で栽培されるもので、麝香(ムスク)に似た香りを持つことから、マスクメロンと呼ばれたりします。

代表的なものはアールスフェボリットという品種で、特徴としては、網目のある果皮になっています。

ハウスメロンは、その代表として果皮に網目があり果肉が緑色となっているアムスメロン、果肉がオレンジ色の夕張メロン、果皮に網目がなく果肉が淡い黄色から白色のホームランスターメロンがあります。

露地メロンは、日本の在来種であるマクワウリとヨーロッパメロンの雑種で、プリンスメロンが代表的な品種になっています。

温室栽培のマスクメロンは、ひとつの株に果実を1個に限定して育てるために高価なものになります。

美味しいメロンの選び方

メロンは、大きければいいというものではありません。
大きすぎず、重みのあるものを選ぶと良いでしょう。

果実から伸びている果柄は1cmくらいでやや太めのものが良いでしょう。
軸が太くてつるが枯れているものが良いでしょう。

果皮に網目があるものは、網目が細かく密で盛り上がっているものが良いでしょう。

果皮を叩いて鈍い音がするようになったら食べごろです。
冷やしすぎてしまうと、味が落ちるため、冷蔵庫には入れず、食べる前に冷やすと良いでしょう。

メロンは野菜?

メロンというと、高級フルーツというイメージがありますが、実は野菜になります。

植物分類学上は、畑で作られる草本類が野菜になり、樹木で実るものが果物になります。
農林水産省では、便宜上、メロン・スイカ・イチゴを果物的野菜としています。

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