現代人の中には、朝忙しいから、食べるよりも1分でも多く寝ていたいということなどを理由に、朝食を食べない人も結構います。
しかし、人間は、1日に必要なカロリーや栄養素は摂取しなければならず、血糖値のことを考えても、朝食は食べたほうが良いでしょう。
朝食を抜くと昼すぎ眠くなりやすい
朝食を抜くと、夜寝ている間は何も食べておらず、そのうえ朝食も食べないとなると、空腹の時間が非常に長くなります。
眠くなるのは、食事をして血糖値があがってくることが一因ですが、食事と食事の間隔が空くほど、血糖値は急激に上昇します。
朝食を抜くと、前日の夜に夕食を食べてから、ランチまで何も食べていないので、かなりの長い時間、食べていないことになります。
ただでさえ眠くなる時間帯に加え、長時間食べていなかったものが、ランチで急に血糖値があがり、さらに眠くなり、仕事や勉強のパフォーマンスもガタ落ちしてしまうのです。
朝食で摂りたい栄養素
朝食でぜひとも摂りたい栄養素として最初に上げられるのが糖質です。
朝から元気に活動するためには、糖質が必要で、脳にエネルギーを与えるためには、しっかりと主食を食べることが大切です。
しかし、糖質の摂りすぎにも注意が必要で、摂りすぎてしまうと、日中のパフォーマンス低下にもつながってしまいます。
また、体を作る蛋白質もきちんと朝食では取っておきたいところです。
蛋白質は毎食きちんと摂ることが理想です。
朝、コンビニでおにぎりといったような場合、蛋白質を意識して、鮭やたらこが入ったもの、肉がはいったものなどをチョイスしたり、昆布や梅干しのおにぎりであれば、卵を追加したりすると良いでしょう。
できれば、ビタミンやミネラルも朝食できちんと摂りたいところです。
コンフレークなどのシリアル類には、きちんと栄養バランスが摂れているものもあるのでオススメです。
ビタミン・ミネラルは、野菜や果物、ナッツなどに多く含まれているので、これらを朝食で摂ると良いでしょう。
朝食がなかなか食べられない
時間がないから朝食を食べないという人も多いのですが、中には、朝早起きしているので時間は十分にあるんだけど、朝食を食べると胃がもたれてしまうので、食欲がわかないという人がいます。
このような場合は、もしかしたら前の晩の夕食の時間が遅かった可能性があります。
夕食を21時以降食べていると、その消化も遅くなり、昨晩食べたものがまだ十分に消化しきれていないため、もたれて食欲がでていないのかもしれません。
できれば夕食を食べる時間を早め、21時以降に食べる食事の量を制限すると良いかもしれません。