太陽光のブルーライトとスマホのブルーライト | 健康トピックス

ブルーライトは、人の目に見える可視光の中でも紫外線に近い380nm~500nmの青色の光です。
この青色の光は、目に入ってくると角膜や水晶体では吸収されずに目の奥の網膜まで届きます。

朝の太陽光のブルーライト

朝起きてカーテンを開けると、太陽光が飛び込んできます。
この朝太陽光を浴びるという行為が、健全な睡眠習慣を守るために重要なことだと言われています。

朝、太陽光の中のブルーライトを浴びて、16~18時間で脳内のメラトニンがマックスに達します。
すると眠くなってきて、睡眠時間に入るというのが自然な流れになっています。

夜になると眠くなり、朝になると目覚めるのは、人間の身体の中に体内時計があって、体のリズムがコントロールされているからですが、メラトニンは、この体内時計を24時間という地球の自転に微調整して合わせているのです。

朝日を浴びないと、人間の体内時計は25時間周期として動いているので、体内時計が地球の自転の24時間周期と比べて、少しずつずれていってしまいます。

また朝日を浴びるとセロトニンが分泌されます。そのため、朝起きて太陽の光を浴びることで、一日のやる気なども出てきてテンションも上がってくるのです。

夜のスマホのブルーライト

ブルーライトは、朝の太陽光の中にもありますが、スマホからも多くのブルーライトが出ています。
夜、スマホの画面を見ていると、そこからブルーライトが多く出てきているので、睡眠が妨げられ、睡眠不足になってしまうと言われています。

また、夜にスマホやPCの画面を見ていると、若くても精神疾患の度合いが高くなってきてしまうと言われています。

特殊なスマホの色

光の色というと、光の三原色を連想する人が多いと思いますが、実はスマホの色は、光の三原色ではなく、青色の発光ダイオードをベースにさまざまなフィルターをかけて作り出されているのです。

そして、青が強くなっているので、就寝時にスマホやPCの画面をみていると、脳は朝だと勘違いしてしまい、脳と体の不調和を生じてしまい、それが精神疾患にもつながってしまうのです。

朝、太陽の光を浴びて、1日かけて作ってきたメラトニンが30分の夜スマホでゼロになってしまいます。
すると寝ているようで眠れていないというような睡眠不足の症状が出てくるのです。

夜のブルーライトは、睡眠不足やうつ病などの精神症状以外にも、加齢黄斑変性を起こしやすくなったり、散乱した光によってピンとが合わせにくくなって目が疲れるなどの症状も引き起こしてしまいます。

理想的なのは、日が暮れたらPCやスマホ・テレビは使わない

睡眠のリズムということを考えると、日が暮れたらPCやスマホの画面を見たり、テレビを見たりするのをやめることです。

しかし、現代社会において、そんなことはなかなか実行できないでしょう、
そこで、夜になったらブルーライトカットが入った眼鏡をつけるのがオススメです。

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