健康に良さそうだから水素水を試してみたいということで検討したとき、市販の水素水は「スティックタイプ」・「パウチタイプ」・「サーバータイプ」の3つに分類することができます。
スティックタイプの水素水
お手軽・簡単という視点で考えると、『スティックタイプ』になります。
水を入れたペットボトルに、水素を発生するスティック型の水素生成器を入れて使います。
原理は簡単で、マグネシウムと水が混じることで化学反応が起こることを利用していて、マグネシウムのスティックを入れて軽く振り数時間置くことで、水素と水酸化マグネシウムが発生します。
安価なのと、繰り返し使うことができるので、リーズナブルな反面、一般的に水素水の濃度が高くなく、溶存水素量は0.5~1ppm程度のものもあるうえ、使っていくうちに水素濃度が減少していってしまい、さらにスティックを取り出すとどんどん水素が抜けていってしまいます。
従って、作ったら時間をあまりおかずに飲むことが大切です。
パウチタイプの水素水
自分で作るのも面倒くさいという人は、ちょっと値段はあがってしまいますが『パウチタイプ』が良いかと思います。
ドラッグストアやコンビニ・スーパーなどでも購入できるところもあります。
電気分解やマグネシウムの化学反応で水素を発生するのではなく、あらかじめメーカーの工場で直接水素を水に溶け込ませるという方法で作られていることが多く、味も良く、手軽に持ち運びもしやすいので、外出先でも利用できるというメリットがあります。
パウチタイプの水素水の容器には、4層のアルミニウムが使われていたりして、比較的水素が抜けにくいよう工夫されていますが、飲み口の部分から少しずつ水素が抜けていってしまいます。
従って溶存水素量が多い状態で、パウチタイプの水素水を利用したいのであれば、開封したらすぐに飲むようにするのが良いでしょう。
サーバータイプの水素水
高濃度の水素水を作りたいという場合は、『サーバータイプ』も一考です。
サーバータイプは、電気分解方式で、マイナス極にアルカリイオン水が生成され、このアルカリイオン水の中に水素が含まれているという形になり、サーバータイプでこのようにして作られた水素水は、アルカリ還元水、還元水素水などと呼ばれたりもします。
サーバータイプの水素生成器は、家電量販店など販売されいる他、レンタルで利用することもでき、オフィスや病院、スポーツジムなどでも置いてあるところがあります。
サーバータイプは、コストはもちろん、設置やメンテナンス、サイズなども選ぶポイントになります。