帯状疱疹には、いろいろな薬がありますが、生活習慣に気をくばったり、休息を十分にとったり、食生活を見直したりということで、かなり防いだり、症状を回復させるのに役立ったりします。
帯状疱疹とは
『帯状疱疹』は、水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)によって引き起こされます。
『帯状疱疹』は、小児期に水痘(みずぼうそう)に初感染し、そのウイルスが体の中の神経細胞で潜伏感染を続け、それが免疫力が低下して体調が変化したときに、いわゆる冬眠状態から目覚めて増殖を開始し、帯状疱疹として発症してくるもので、これを『回帰発症』又は『ウイルスの再活性化』と言ったりします。
『帯状疱疹』の特徴としては、身体の片側に、神経痛様疼痛、周囲に紅斑を持った小さな水疱が帯状にできてくるのが特徴です。
帯状疱疹にはまずは生活習慣
潜在感染していたものが、免疫力の低下による体調変化によって回帰発症してくるのが帯状疱疹ですが、免疫力が低下する要因には、加齢などとともに、ストレスや乱れた食生活、生活習慣などがあげられます。
したがって、こうしたものを見直すことで、帯状疱疹の発症を防ぐことができます。
特に、疲労が蓄積してくると免疫力が低下してしまいますので、十分な水分補給をするとともに、しっかりと休息と睡眠をとることが大事ですし、急激な温度の変化などは帯状疱疹を悪化させるので注意が必要です。
またストレスを溜めないことも大切で、ストレスが非常に高くなってくると帯状疱疹が発症しやすくなります。
帯状疱疹にオススメの食材
食事も帯状疱疹を防いだりするのに重要な要素で、食事は、アルギニンを多く含む食材は控え、リジンを多く含む食材をとるようにすると良いでしょう。
なぜならば、アルギニンもリジンもアミノ酸の一種なのですが、アルギニンを摂りすぎるとウイルス増殖を促進させてしまいます。
一方、リジンは、アルギニンの働きをブロックしてウイルスの増殖を防ぎ、抗ウイルス作用があります。
帯状疱疹を悪化させるアルギニンの過剰摂取を防ぐために、アルギニンを多く含むチョコレート、ピーナッツ、アーモンド、クルミ、カシューナッツといったナッツ類、ゴマ、ココナッツ、蕎麦粉は、摂りすぎに注意しましょう。
一方で、アルギニンの働きを抑えてくれるリジンを多く含む食材としては、卵、鶏肉、レバー、魚介類、乳製品、もやし、ビール酵母などがあります。
お酒と砂糖は、免疫力を著しく低下させるため、帯状疱疹が治るまでは、お酒やスイーツは控えめにすることがおススメです。
免疫力を高めるという点では、ビタミンD、βカロチン、亜鉛などを摂取することがお酢末で、これらを摂取することにより、帯状疱疹の症状の回復が早まるという県有報告もあります。
帯状疱疹が出た時に、100,000IUを1回のみ摂取することで、ウイルスに対する免疫力が高まることがわかっていますが、高用量になるので、1回のみで、それ以上は摂取しないようにしてください。
亜鉛も1回180~200mgを1日3回摂取しますが、高濃度のため2週間以上を続けないようにしてください。