目の健康に良いブルーベリー | 健康トピックス

目の健康に良い食べ物というと、みんながブルーべリ一を思い浮かべるのではないかといっても過言ではないくらい、今ではブルーベリーは目の健康によいものの代名詞のような存在になっています。

ブルーべリ一とはハーブの一種で、ツツジ科スノキ属シアノコカス節に分類される北アメリカ原産の落葉低木果樹の総称になります。

疲れ目にはブルーベリーが効果的といわれていますが本当なのしょうか。

目に良いブルーベリー

疲れ目にブルーベリーに良いとされる研究は、1997年に大阪外語大学の梶本助教授が発表した研究論文が大きく影響していると言われています。

この研究では、ブルーべリ一に含まれている青色の色素である『アントシアニン』が、視力を良くしたり、視野を広げたり、目の疲れをとったりといった具合に、目の健康に大きな影響があるという結果が示されています。

目の奥には網膜があり、目に入ってきた光信号を電気信号に変えて、脳に伝える役割を担っています。

この網膜がその役割を担うことができるのは網膜の中にある紫色の『ロドプシン』というタンパク質があるからですが、長時間パソコンの画面と睨めっこしているといったように目を酷使すると、『ロドプシン』が分解され、目の中の『ロドプシン』が欠乏荏心となりってしまい、目の機能が衰えてきます。

ブルーべリ一に含まれる『アントシアニン』には、『ロドプシン』の再合成を助ける働きがあるので、そういう状態でブルーべリ一を摂ると、『ロドプシン』の欠乏状態が改善し、眼精疲労が改善され、目の機能そのものも改善します。

『アントシアニン』には、強い抗酸化作用があり、目を活性酸素の害から守ってくる働きも期待できます。

米国の農務省人間栄養研究所は、米国産の43種類の果実と野菜の抗酸化作用を比較したところ、アントシアニン色素の含有率はブルーベリーが最高値を示しています。

ブルーベリーは万能ではない

ブルーベリーは疲れ目に良いとされていますが、健康雑誌などを見ると、目の疲れに効いたというよりも、視力回復、白内障、緑内障、網膜剥離に効いたというものを多くみかけたりしますが、エビデンスに乏しかったりします。

確かにブルーベリーには『アントシアニン』の他にもビタミン類も豊富で、強い抗酸化作用を持っているので、目によい食べ物であることには間違いありませんが、誰もが毎日米を食べるようにブルーべリ一を大量にとることができるかといえば、そうではありません。

いくら優れた食品だからといって、ブルーベリーだけで目の健康維持と考えるのは違います。

ブルーベリーの賢い摂り方

ブルーベリー、特に目に良いとされるアントシアニンを効率よく摂るということを考えると、手つ取り早いのはサプりメントということになります。

しかし、栄養というものは自然の形でそのままに食べるのが原点であると考えると、やはりブルーべり一そのものを食べることをお勧めです。

生のブルーベリーは入手が難しいので、冷凍品ドライブルーツジャムなどを利用すると良いでしょう。

冷凍品は、ブルーベリー本来のみずみずしさをそのままに無添加で摂ることができ、ドライフルーツは、ブルーベリーを乾燥させることで、いつでも手軽に利用できます。

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