PCやスマホの普及により、私たちは四六時中、目を酷使していて、昔に比べると目が疲労しやすい環境とも言えます。
イメージと呼吸法
まずは、視力が良好とか、良くなったというイメージをもち、呼吸を行っていきます。
椅子に座り、息を吐くと同時に状態を前方に15度くらいまで倒していきます。
息を吐き終わったら両膝を合わせて、ヒップを一瞬締めて後方に引きます。
そしたらすぐに緩めて、今度を息を吸いながら背筋をスーッと伸ばしながら、視力が良好、良くなったというイメージをし、これを10呼吸ほど行います。
目を覆ってリラックス
目が疲れたとき、目頭のあたりを押したり、温かいおしぼりを目に当てたり、こめかみをポンポンと叩いたりした経験はないでしょうか。
目頭やこめかみのあたりには目のツボがあり、そうしたところを無意識のうちにも刺激をして、目の気の流れを良くしているのです。
また、温かいおしぼりで目を温めることも、目の血行を良くして、疲労回復につながります。
目の疲労回復には、緊張した眼筋を緩めることも大切です。
まずは顔を下に向けて目を閉じ、自分の手の平でカップ状に両目を覆います。
そしたら自分の眼球がぽろっと手の平に落ちたイメージをしますが、眼球が落ちるということは、眼筋がゆるむことにつながります。
しばらくそのイメージを保ったら、今度は眼球をイメージを使って元に戻し、目を閉じたまま、ゆっくりと顔を上げてから目を開けますが、これだけで、結構目はリラックスします。
自分の手の平でカップ状に両目を覆う際に、事前に両手をこすって温めておいてから行うとさらに効果がアップします。
導引術などでも、手の平をこすって温めたりしますが、これは「気のエネルギー」を出すことになり、目に気のエネルギーを送ることができるので、より効果的になります。
最後に仕上げに目を2~3回まばたきすることで、目の血行を良くします。
眼精疲労、目の疲れ、目は温めたほうがいいの? 冷やしたほうがいいの?
よく目が疲れたとき、温かい蒸しタオルやおしぼりを目に当てる人、冷たいおしぼりを当てたり冷水の顔をつけて目をパチパチしたりする人がいます。
眼精疲労や目が疲れたとき、目の血行を良くするのが良いということは何となくわかるものの、温めたほうがいいのか、冷やしたほうがいいのか、どちらなのでしょうか。
集中したり目を酷使した場合、目には通常より多くの血液が送り込まれます。
それにより目の血管は拡張し、充血や痛みなどが起こる原因にもなりますが、そうした場合には冷たい水でしぼったタオルなどをのせて冷やすと、症状がやわらぎます。
眠る前など休める時間で目の疲れを取りたいときは、水に濡らしたタオルをしっかり絞り、電子レンジで約1分(500w目安)で加熱した蒸しタオルを目に当てて温めると良いでしょう。