人類の永遠のテーマとも言える健康ですが、自分の健康状態をチェックすることは大切です。
そこで、導引による健康状態のチェック法の中で、一番簡単なものをご紹介します。
導引って?
というと、「引導を渡すの」の引導をひっくり返したような感じになっていますが、「導引」は、5千年前の中国で誕生した歴史がある気の健康法です。
導引は、ヨガなどと同じく呼吸法と体の動きを組み合わせて、全身の気の流れを活発にすることで、気や血液の流れをよくすることで、新陳代謝を促進し、健康を維持したり、病気を治したりする方法です。
導引での体のチェック法
自分の健康状態をチェックするとき、健康診断などの検査を行ったりしますが、導引では、実際に体を動かす中で、自分の健康状態をチェックできます。
導引で自分の体をチェックする方法はいろいろあるのですが、その中でも簡単にできるものを1つご紹介します。
やり方
動きやすい服装で行います。
ジムなどで運動するときに着るトレーナーなででもよいかと思います。
1.まっすぐに体を伸ばす
まずは真っすぐに立って、両手の指を交互に組み合わせて、他の平を上向きにして、ゆっくりと頭の上に伸ばします。
そのまま力を入れて、さらに上に引き伸ばすようにします。
2.前屈をしていく
次にそのまま徐々に腰を前に曲げていきます。ちょうど前屈するような格好になりますが、最終的に両手の平を床につけます、
3.頭を膝から足首までの間につける
さらにもっと体を曲げて、両手で両足の脛をつかみ、頭を膝から足首までの間につけます。
判断
2の前屈をしていくとき、体が硬い人は、床に手の平をピタッとくっつけるどころか、指先も床につかなかったりします。
両方の手の平をしっかりと床につけられれば、内蔵の機能は健全である可能性が高く、身体や筋骨がしっかりしていて弾力があると判断できます。
3のように柳雄テで両脚の脛をつかみ、頭を膝から足首までの間につけることができた人は、さらに良い状態と言えるでしょう。
もし、3はともかく2の状態も無理というのであれば、内蔵機能が衰弱気味であり、特に胃腸や骨髄関係に故障のある可能性があるので注意が必要です。
導引では、いくつかの体のチェック法があり、今回のこのチェック法だけで、異常がなければ健康だというわけにはいきませn。
いろいろな導引の診断法を行って、どこがどう悪いのかを見つけていくことも大切です。
身体は動かしていないとすぐに錆びついてしまう
身体は常に動かしていないと、機械と同じで錆びついてしまいます。
錆びついた状態で長く放置していると、身体の機能は委縮して、徐々に衰えていってしまい、精力も減退して、疲労感がつのり、前進に力が入らなくなってしまいます。
腰がだるいとか、背中が痛むといった場合も、身体を動かさないでいたことにより、身体が錆びついて起こるケースもあります。
参考