高齢者の足の鍛え方 | 健康トピックス

よく人間は足から衰えるといいます。
いつまでも元気で活動的にいたいために、毎日ウォーキングすることが日課だという高齢者の方もいます。

信号を渡り切れない高齢者

これからは超高齢化社会ということですが、よく交差点などで信号が赤になっても横断歩道を渡っているおじいさんやおばあさんがいます。
歳をとるとどうしても歩幅が狭くなってきてしまいますので、当然それに比例して歩くスピードも落ちてきてしまいます。
別に、他人に嫌がらせをしてわざとゆっくり歩いているわけではないのです。

いい加減にしろよ!と思う人もいますが、日本の信号機は高齢者に冷たくできています。

というのも、ヨーロッパでは横断歩道の歩行者がいなくなったことを感知して信号が変わるといったところが結構ありますし、アメリカでは青の間に横断歩道に入れば、信号が点滅中にちゃんと高齢者でも渡りきれるように余裕がもたされています。

高齢者に厳しい日本の信号機

ところが日本の信号機は、青色が点滅してくると若者でも走って渡らないと赤になってしまうほどです。
日本人はせっかちなのです。

そんな日本の信号は、だいたいが人間の歩行スピードが1秒に1mという前提で設計されています。
ところが歳をとってくると、男性では1秒で0.7m、女性えは1秒に0.6mしか歩けなくなってきます。だから横断歩道の途中で青が点滅しはじめても、赤になるまでに渡りきれなくなってしまうのです。

高齢者側も、今信号が青でも渡らずにいったん赤になるのを待ち、再び青になってから渡るという工夫も必要なのかもしれません。

横断歩道の白い部分と色が塗っていない部分がありますが、白い白線部分1本と色が塗られていないところ1本を1セットとするとそれがだいたい1mになるので、そこを1秒でだいたい渡れているかということをチェックしてみても良いかもしれません。

足腰を衰えさせないために

いつまでもさっさと歩けるように必要なのは、足腰の筋肉です。
そしてこの足腰の筋肉を衰えさせないためにも有効なのがスクワットです。

とはいっても、若者ならいざしらず、高齢になってからのスクワットはかなりハードです。
ですので、一般のスクワットをする必要はありません。

足を30度ぐらいに開いて、椅子に座り、机に手を置いて立つといった動作を5~6回繰り返せばいいのです。
スクワットというよりも、どちらかというと椅子から立ち上がる動作といえるかもしれません。

このスクワットでもきついという人は、よく高齢者が買い物などをするときに使っているシルバーカーを使うと良いでしょう。シルバーカーは、買い物したものを入れて、押して歩くものといえばわかるでしょう。

シルバーカーを使って歩くということでも、動きやすくなります。
シルバーカーを使うと、杖をついて歩いたりするときと比べて、歩行スピードが18%早くなるという研究結果もあります。
シルバーカーは車輪ですので、動くときのエネルギーのロスが少なくなります。