EPA・DHAの歴史 | 健康トピックス

コレステロールを減らすには、飽和脂肪酸を少なくして、不飽和脂肪酸を多く摂るようにしたほうが良いとされています。

飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸

炭素は、理科の授業で習ったと覆いますが、他の原子と結びつくために4つの手をもっていて、両脇に炭素が結合している場合、残った手は2つで、この残った2つの手に、それぞれ水素が結合している状態だと、両手が水素で飽和されていることになることから、こうした脂肪酸を『飽和脂肪酸』と言います。

一方、二重結合がると、お隣さんの炭素との結合に手を2つ使ってしまい、残る手は1つとなり、そこで水素と結合します。
水素の立場でいうと、本来は2つの水素と結合して飽和となるところ、1つの水素しか結合できないという意味で、こうした二重結合を持つ脂肪酸のことは『不飽和脂肪酸』といいます。

そして、二重結合が1つの場合を『一価不飽和脂肪酸』、二重結合が2つ以上あると『多価不飽和脂肪酸』と言われます。

飽和脂肪酸の代表選手は、炭素数4つの酪酸、炭素数12のラウリン酸、炭素数16のパルミチン酸、炭素数18のステアリン酸などがあります。

不飽和脂肪酸の代表選手は、ω9系脂肪酸のオレイン酸ω6系脂肪酸のリノール酸γ-リノレン酸アラキドン酸ω3系脂肪酸のα-リノレン酸EPA(エイコサペンタエン酸)DHA(ドコサヘキサエン酸)などがあります。

EPAやDHAが注目されるようになった歴史

グリーンランドのイヌイットとデンマーク人の心疾患死亡率を比較したデータで、グリーンランドのイヌイットの人のほうがその死亡率が断然低いという結果がでています。

そこで、脂質をたくさんとると心筋梗塞になりやすいという事実から推測して、イヌイットの人とデンマーク人の脂質摂取量を調べた結果、どちらも大差がないことがわかりました。

肉食系のイヌイットになぜ心疾患死亡率が低いのかということが話題になり、イヌイットの人の食生活に注目が集まりました。

おsの結果、イヌイットの人は、漁や狩りをして、魚にくわえてアザラシやクジラといった水生哺乳類を多く食べていることがわかりました。

一方、デンマーク人は、豚肉などの畜肉が多く、魚はあまり食べていませんでした

そこで、魚や水生哺乳類には不飽和脂肪酸が多く、畜肉は飽和脂肪酸が多いということから、不飽和脂肪酸であるEPAやDHAに注目が集まっていきました。

不飽和脂肪の中でもω3脂肪酸

デンマーク人の血中には、アラキドン酸が多く検出され、それは動物性脂肪に多く含まれるものでした。

アラキドン酸は、不飽和脂肪酸ではありますが、ω6脂肪酸にあたり、例外的いn摂りすぎるおとにより動脈硬化や高血圧、皮膚炎などを引き起こすことがあり、摂りすぎに注意が必要です。

一方、EPAやDHAのようなω3脂肪酸は、心疾患のリスクを下げることが報告されていて、心疾患死亡率が低いグリーンランドのイヌイットも魚をよく食べています。

しかし、EPAやDHAをサプリで摂取したから安心というのではなく、それで心疾患の死亡率が大きく下がるということではありません。

実は、サプリでEPAやDHAを摂取してもそれほどご利益がないのに、魚を多く食べていると心疾患のリスクが下がっているということに関しては、いろいろな説がありますが、あまりよくわかっていないのが現状です。

いずれにしても、サプリにたよりすぎるのではなく、バランスの良い食生活を心がけることが大切なのです。

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