筋トレは老化の原因物質AGEを減らす | 健康トピックス

老化の原因物質として知られているAGEですが、なぜ筋トレで減らすことができるのかについて解説していきます。

老化の原因物質AGEとは

筋トレの話しに入る前に、まずはAGEについて簡単に説明します。

AGEは、終末糖化産物(Advanced Glycation Endproducts)のことで、老化促進の原因とされている物質です。

AGEは、タンパク質に過剰な「糖」がこびりついて糖化され、皮膚に蓄積されればシミ・シワ・たるみとなり、血管に蓄積されれば動脈硬化の原因となり心筋梗塞や脳血管障害を引き起こす原因になります。

さらに脳に蓄積していけばアルツハイマー病など認知症の原因に、その他白内障や骨粗鬆症、変形性関節症などを引き起こす一つの原因になります。

AGEは、わかりやすく例をあげるとホットケーキのきつね色の焦げ目などがそうで、糖質とタンパク質が同時に加熱されることで反応しできるこんがり焦げた褐色の部分、糖化した部分になります。

筋トレで何が起きているのか

筋トレをすると、翌日筋肉痛になったりしますが、筋トレをするとどのようなことが起きるのでしょうか。

筋トレは、自宅でできる簡単な筋トレでも、長い目でみると血糖値を下げる効果が期待できます。

筋トレをすると、もちろん筋肉が増えます。

するとその筋肉によってより多くのグリコーゲンがためられるようになります。

グリコーゲンのプールが大きくなるので、血糖を入れるタンクが大きくなるようなものですので、インスリンが血糖を下げる効果がアップするのです。

さらに、筋トレを習慣的にやっていると、筋肉のGLUT4が血糖を取り込む能力も高くなっていきます。

老化の原因物質であるAGEは、食後の高血糖により蓄積していきますが、筋トレによって血糖があがりにくくなるので、AGEの蓄積がストップします。

老化は足腰から

よく「老化は足腰から」と言われますがなぜなのでしょうか。

それは筋肉の約70%が下半身に集中しているからです。

30歳をすぎ運動不足になっていると、足腰の筋肉は1年に1%ずつ失われていくと言われています。

そこでスクワットなどの筋トレをすると、足腰がきたえられ筋肉の衰えが防げるところか、筋肉が増えていきます。

筋トレを行うのであれば、その効率的な方法は、大きな筋肉を鍛えることです。

大きな筋肉というと、胸の大胸筋、お腹にある腹筋群、太ももにある大腿四頭筋、ハムストリングスなどになり、それぞれ腕立て伏せ、腹筋運動、スクワットで鍛えることができます。

もし、筋肉アップを計るのであれば、これらを15~20回を1セットとし、セットとセットの間に1分程度のインターバルを入れて、筋肉が疲労するまで3~4セットほど行うと効果的でしょう。

これを週に2回程度行えば、2ヵ月ほどで筋肉は大きくなっていきます。

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