夏も終わり、9月~10月にもなると涼しくなってきますが、年によっては10月でも暑い日があったりします。中には、1年のうち約半年は冷房を使用しているという人もいます。
熱中症の予防のためには、冷房を使うのも非常に大切なことですが、逆に冷房の使いすぎは夏バテの原因になってしまいます。
冷房をずっと使うにしても、汗をかくような運動をするなど汗をかく習慣をつけておくことも大切です。
冷房の中にいると汗をかく力が衰える
冷房がかかった部屋の中にいると快適なのですが、ずっとこのような状態が続いていると汗をかけない体質になってしまいます。
すると、暑い屋外に出た時に汗がかけず、うまく体温調整ができなくなり体調が悪くなってしまいます。
そうはいっても、職場でずっと冷房のきいたフロアにいなくてはいけないということもあります。
例えば、土日は外で運動をするなどして汗をかくことをすると良いでしょう。
それでも暑いのは苦手という人は、スポーツジムなどの冷房がかかっている施設の中でも、運動をしてとにかく汗を流すことが重要です。
アイスクリームの食べすぎで夏バテに
暑くなってくると、アイスクリームや冷たいドリンクが欲しくなります。
そして、ついつい冷たいものを摂りすぎてしまう傾向があります。
でも、アイスクリームや冷たいドリンクを摂って体を冷やして暑さとのバランスを取ろうとすると夏バテになりやすくなってしまいます。
本来は、体を温めて発汗したうえでバランスを取らないといけないのです。
冷たいものを摂りすぎると、冷房にずっと当たっているのと同じような状態になり、発汗機能が衰えてしまうのです。
もちろん、十分な水分や塩分を補給する必要はあります。
汗で失われる分の水分と塩分はしっかりと補給することが大切で、水の補給ばかりでなく、梅干しなどを食べると良いでしょう。
少しであれば、冷たいものを摂っても、火照っている体で体温をもとに戻せますが、四六時中、冷たいものを摂りっぱなしだと、体の温度がいつも冷たいもので調節されることになり、発汗による温度調節機能が働かなくなってしまうのです。
夏の暑いとき、熱くて辛いラーメンを汗をかきながら食べている人がいますが、発汗させる力を保つという意味では良いのです。
味噌汁などもオススメです。
夏バテ防止にシャワーよりお風呂
夏暑くなってくると、冷たい水をつかったシャワーですます人も多くなってきます。
体を冷やすという意味ではいいのですが、ときどき、週に2回ぐらいはお風呂にゆっくりと浸かって汗をかくと良いでしょう。
発汗することで、発汗機能が保たれ夏バテしにくくなります。