家族を守るため、しっかりとノロウイルス対策 | 健康トピックス

 

 

冬になると流行する病気の一つにノロウイルスによっておこる感染症胃腸炎があります。

体力がない子供やお年寄りがノロウイルスに感染すると症状が重くなりやすいので、特にお子さんやお年寄りがいる家庭は注意が必要です。

症状が重くなるケースもあり、あなどれないノロウイルス

感染すると、1~3日の潜伏期間をおいて、嘔吐し腹痛や下痢などの症状がでてくるノロウイルスによる感染症胃腸炎ですが、発熱を伴う場合もあります。

通常、体力がある大人だと、1~2日で症状は治まっていきます。
しかし、小さいお子さんやお年寄りは脱水症状を起こしやすいので注意が必要です、
しっかりと経口補水液などで水分補給をすることが必要ですし、万一、呼吸や脈が速くなっていたり、尿が出ないといった症状がある場合は、点滴が必要な場合もあるので、早めに医療機関を受診することが大切です。

ノロウイルスはどこで感染する

ノロウイルスの感染経路の一つは、経口感染でノロウイルスがついた二枚貝などを食べることによって感染します。
しかし、やっかいなのが飛沫感染接触感染、それに空気感染です。

ノロウイルスは、ほとんどが人から人へと感染していき、その多くが飛び散った唾や嘔吐物による飛沫感染です。

さらに、トイレなどウイルスの付着した場所に触れることによって感染する接触感染もあります。

そして、空気中を浮遊している乾いたウイルスの塊による空気感染もあります。

ノロウイルスの感染を防ぐためには、こうしたウイルスに触れたり、吸い込んだりしないようにすることが大切です。

ノロウイルス感染の予防には手洗いが効果的

ノロウイルスとの接触を防ぐという意味から、特に重要なのが手洗いです。
特に、手洗いをしたいタイミングが、食事の前、トイレの後、調理前後ということになります。
言ってみれば、なにもノロウイルスに限ったことではない、当たり前のタイミングです。

さらに、調理器具や調理台はウイルスが付着しやすいことから、こまめに洗浄・消毒することが効果的です。

ノロウイルスは、手指の股やシワによく付着して落ちにくいので、手洗いをするときはこうした手指の股やシワの部分も注意して、じっくりと30秒時間をかけて丁寧に洗うことが大切で、流水でしっかりとウイルスを洗い流すようにします。

薬用せっけんを使い、手の平、手の甲、指の間、手首をまんべんなく、しっかりともみ洗いし、流水でしっかりとすすぎ、洗い残しがないように注意します。

具体的な手洗い方法(厚生労働省ページより)

ノロウイルスなどは、微細であり、手指のシワに残りやすいと言われています。
そこで、手洗いに加え、アルコール手指消毒による殺菌・消毒が有効であると言われています。

ノロウイルスは、エンベロープを持たないノンエンベロープウイルスとして、一般的なアルコール消毒では効果がありません。
そこで注目されているのが、ノンエンベロープウイルスにも殺菌・消毒効果がある産生アルコール消毒剤です。


広範囲の細菌・ウイルスを殺菌・消毒してくれる手荒れにも配慮した泡タイプの手洗い石鹸。
洗面所やキッチンに置いておくとよいでしょう。


リン酸でpHを産生にすることで、ノロウイルスなどのノンエンベロープウイルスに対しても殺菌・消毒効果を発揮できるようにした酸性アルコール消毒スプレー。
洗面所や玄関などに置いておくとよいでしょう。


ノロウイルス対策で特に注意した家の箇所

特に家族の中でノロウイルスに感染した人がいる場合は、他の人に感染しないようにすることも大切ですが、ノロウイルスの感染ということで、特に注意したい場所は、みんながよく触るドアノブ、電気のスイッチ、そして共通で使用するトイレの便座や水洗レバー、そして調理器具については、特に念入りに洗浄・掃除・消毒をすると良いでしょう。

食器や調理器具にも安心して使えるノロウイルス対策のウイルス・細菌除去スプレー

気になるトイレの便座には、使用後トイレに流せる除菌シート

ノロウイルスについてもっと詳しく知りたい人のために

ノロウイルスについて、もっと詳しく知りたいという人にお奨めのページをご紹介します。

国立感染症研究所〔ノロウイルス感染症とは〕

厚生労働省〔ノロウイルスに関するQ&A〕

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